アレン「この肉、美味しいッスね。何肉なんッスか?」
アーサー「鹿肉です。そういえば、まだ名前言ってなかったですね。」
アレン「そういえばそうッスね。」
アーサー「僕はアーサーです。」
ソフィア「私はソフィア エバンス、よろしくね。」
アレン「お二方、よろしくッス。で、いつ頃行くんッスか?」
アーサー「起きたら直ぐでいいですか?」
ソフィア「そうしよっか。」
アレン「了解ッス。」
ソフィア「後、二人とも疲れてるでしょう、食べ終わったら早く寝なさいね。」
アーサー「はい。」
アレン「分かったッス。でも、寝なくていいんスか?」
ソフィア「私はしたいことがあるし、慣れてるから。それに、アーサー君は色んなことがあって疲れてると思うし、アレン君は起きる前まで倒れてたでしょ。だからしっかり寝る!」
アーサー「はい、ありがとうございます。」
アレン「助かるッス。」
ソフィア「じゃあ私はここらで。アレン君とはまた明日話すことにするわ。では、おやすみなさい。」
アーサー「お疲れ様でした。」
アレン「またッス。」
そうしてソフィアさんはテントに戻った。
アレン「アーサー…君、でいいんスかね?」
アーサー「全然好きなように呼んでもらっていいですよ。」
アレン「じゃあアーサー君に質問ッス。」
アーサー「何ですか?」
アレン「何故、坑道に行くんスか?」
アーサー「取ってきて欲しいものがあって、それで。」
アレン「もしかして…ノアクリスタルとか?」
アーサー「当たりです!よく分かりましたね。」
アレン「なら、気をつけてほしいッス。」
アーサー「何故ですか?」
アレン「お二人に会う前に、入り口の前を通ったッスよ。その時に「落石注意」の看板があったッスよね。」
アーサー「落石注意ですか、怖いですね。」
アレン「まぁ、大丈夫だと思うッスけど。」
アーサー「だといいですね。」
アレン「そうッスね。…そろそろ寝るッスか?」
アーサー「…えっ、えっと…そうしようかな。」
アレン「うん、その方がいいっすね。さっきから眠そうッスよ。よく寝てほしいッス。」
アーサー「アレンさんはいつ寝るんですか?」
アレン「ソフィアさんが来たら入れ替わりで寝るッスよ。」
アーサー「そうですか、じゃあ僕もここらで。」
アレン「良い夢を、ッス。」
アーサー「また、明日。」
僕は、ウトウトしながらテントに入った。
何もすることないと、暇ッスね。
アーサー君が寝てからもう二時間は経つッス。
ソフィアさん、いつ頃起きるんッスかね。
ってソフィアさん、テントから出てきたッス。
ソフィア「ふぁー、おはよう。アレン君。」
アレン「おはようございますッス。」
ソフィア「まぁ、まだ辺り暗いけどね。それにしても、私が起きるまでずっと起きてた?」
アレン「そうッスね。」
ソフィア「ごめんね、ちょっと私も疲れてたみたい。」
アレン「全然大丈夫ッスよ。」
ソフィア「いやいや、ありがとね。じゃあ交代ね。」
アレン「そうッスね。後、行き先について何ッスけど。」
ソフィア「ん?どうしたの?」
アレン「坑道内で落石があるみたいッス。」
ソフィア「へぇー、落石。教えてくれて、ありがとう。」
アレン「いえいえ、じゃあそろそろ寝るッス。」
ソフィア「分かった、おやすみ。」
アレン「またッス。」
テントに入ると、寝心地が良さそうに見えるアーサー君が目に入った。
なんだか見てるとこっちまでいい気分になるッスね。
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