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『フリーズ』
ライオンが語りかける。
世界中から無作為に選ばれた家族たちが、ある雪山地帯に集められた。
そこには、不気味な巨大ライオン像。空を巡回する、ライオンの顔をしたドローン。
そして各小屋には、命や能力を“提出”するためのライオン像型センサーが設置されていた。
家族はそれぞれ、小屋に隔離される。
唯一の情報源は、壁に埋め込まれたテレビ。
ライオンは告げる。
「命か、能力か。差し出せば、雪山に役立つものを与えよう」
「テレビに映る死者の名――祈れば、生き残れる。
見下せば、氷漬けとなり、命はない」
これは誰のための選別か?
この世界の真実は?
そして、家族は“獅子の束縛”から抜け出すことができるのか――。