テラーノベル
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ピンポーンという玄関のチャイムで目を覚ました。
こんな時に誰だろう。
宅配かと思ったが何もたのんでいない。
不思議に思いつつ大体3日ぶりにベッドからでる。
外にいたのはMnだった。
「あ、よかった」
彼はホッとしたような安心した顔を見せた。
「既読付かないから死んでるかと思った。」
そう言われて初めて昨日の通知に既読を付けていなかったことを思い出す。
「ぁ、ごめ゙ん…」
1人でずっと部屋にいたせいでまともに声を出さなかったから発声しにくい。
「別に大丈夫よ。」
「で、ゲームする?」
そうやって優しい声で聞かれた。
ただ、今はそんな気分になれない。
俺はただ首を振るぐらいしかできなかった。
「そっか。じゃあ気が乗ったらいつでも連絡して。」
「あ、忘れるとこだった。」
そう言って彼はビニール袋を差し出した。
「どーせなにも食ってないだろ。」
彼はきっと超能力者だろう。
「健康には気をつけろよ。」
「そっちも゙、ね」
そうやって言うのが精一杯だった。
部屋に戻り袋の中を見るとゼリーやスポーツドリンクが入っていた。
俺は病人じゃないというツッコミは心の中でしておく。
袋の中にはそういう物と一本の花が添えられていた。
黄色のマリーゴールドは見ているだけで不思議と元気になれた。
No.03へ続く。
コメント
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「悲しみ」「嫉妬」「予言」「信頼」「変わらぬ愛」「健康」「生命の輝き」 調べたらいっぱい花言葉があるのね…。 まぁどれも、qnlやmnに当てはまりそうなものばかりだけど、。