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コメント
15件
んわ……ぁぁ…🤦🤦続きめっちゃ楽しみです〜!🫶🫶
コメント失礼します!これも大好きです!!前までもっくんの受け見れたんですけど、見れなくなってしまって🥹良かったらフォローしてくれたら嬉しいです🥹、
コメント失礼いたします。毎回yamaaa_様の小説を楽しみに拝読させていただいています。もしよろしければ、相互フォローになっていただけませんでしょうか?
もう、会えないと思っていた
もう一生、私たちは交わらず、
ただ平行線な世界を、それぞれ生きる。
そう思っていた。
ふわ、と頬を掠めた匂いで、私は弾かれたように振り返る。
そして、その甘い匂いが、
私の心に最後の一滴をもたらす。
その一滴は、とどまることを知らず、
いとも簡単に私の思い出をこぼれさせる。
あれほど零さないように、と大切にしていた思い出が、フラッシュバックする
私が一生を誓った時の、彼が一生を捧げた時のあの笑顔が、
幸だったあの頃の記憶が、
脳裏に焼き付いたまま一生離れない
気がつけば、走り出していた。
心が、だめだと言っている
全身が、行くなと叫んでいる
振り返っては行けなかったのに、
会ってはいけないのに。
会ってしまったら、またあの頃に戻りたいと思ってしまうから。
それでも、私は追いかけてしまう
私の大好きな、あの匂いを。