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#じゅじゅ夢小説
もんち
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カモノハシ
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次の日、花純は仕事が休みだった。
花純は平日のうちの一日と毎週日曜日が休みなので、今日はその平日の休みだった。
だから一日のんびりとしていられる。
そこで花純は壮馬と朝食を食べている時にこんな事を聞いた。
「今日私は休日なので、お部屋をお掃除してもよろしいでしょうか?」
「ん? それは構わないが…せっかくの休みなんだから出かけるなりゆっくりするなりしてもいいんだぞ?」
「ありがとうございます。でも今日はお天気もいいですし洗濯にはもってこいですから」
「それならいいけど」
「あの、よかったら副社長のお部屋のリネン類もお洗濯しますが?」
「俺のも? なんだか悪いな…」
「いえ、ついでですから」
「じゃあお願いしようかな」
「お部屋に入っても大丈夫ですか?」
「もちろん。あ、でも机の上だけはいじらないでもらえると助かるかな」
「わかりました。ではシーツ類をお洗濯してあとはロボット掃除機を稼働させておきますね」
「ん、頼んだよ」
花純は昨夜ロボット掃除機の使い方を壮馬から教えてもらったので、早速それを使う事にした。
壮馬はコーヒーを飲み終えると身支度を整えてから玄関へ向かう。
花純はその後とついて行き玄関で壮馬を見送った。
「じゃ、行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
壮馬は花純に見送られて玄関を出た。
地下駐車場に向かうエレベーターの中で、壮馬は微笑んでいる。
(な、なんなんだ、この新婚のような感覚は……)
エプロンをつけた花純に見送られた壮馬は、まるで疑似結婚でも体験しているような錯覚に陥る。
それまで『結婚』というものにまったく興味を示さなかった壮馬が、花純の存在によりそれを意識し始めている事に気付く。
(やばいな…こんな状態だとうっかり仕事でミスをしてしまいそうだ)
その時壮馬は両手で頬をピシピシッと叩くと、深呼吸をしてから車へ向かった。
会社に着く頃には、だいぶ平常心に戻っていた。
最上階へ向かうエレベーターの中でスマホを取り出し今日の予定をチェックする。
途中、何人かの社員がエレベーターに乗り込み、壮馬に挨拶をした。
壮馬は一人一人の社員にきちんと挨拶を返すと、最後にエレベーターを降りた。
副社長室のドアを開けると、秘書の稲取麗子が満面の笑みで壮馬を迎える。
最近やたらと愛想がいい麗子に、壮馬は少し辟易していた。
麗子は常に何か言いたげな視線を送って来るので、なんだか気味が悪い。
「副社長、おはようございます」
「おはよう、今日もよろしく」
壮馬はそう言って逃げるように自室へと入った。
その直後、ノックの音が響く。
「はい」
「コーヒーをお持ちしました」
麗子がカップの載ったトレーを手にして入って来た。
「ああ、ありがとう」
その時上着をハンガーにかけようとしていた壮馬を見て、麗子がすぐに駆け寄って来て言った。
「そんな事は私がしますから!」
麗子はものすごい勢いで壮馬の手から上着を奪う。
「あ…ああ、ありがとう」
最近麗子は強引に壮馬の身の回りの世話をしようとする。
今までにはなかった態度だ。
以前はもっと控えめで、あまり差し出がましい事はしなかった。
そんな麗子の急な変化に正直壮馬は戸惑っていた。
その時、再びノックの音が響いた。そしてすぐにドアが開いた。
壮馬と麗子がびっくりしてドアの方を振り返ると、なんとそこには壮馬の元カノである本条麗華が立っていた。
「麗華!」
「秘書室に誰もいないから勝手に入ってきちゃったわ! で、ふーん、そういう事だったのぉ…」
麗華は意味深に言うと麗子をキッと睨む。
壮馬のすぐ傍で壮馬の上着を手にしている麗子を見て、麗華は二人がいい仲だと勘違いしたようだ。
それに気づいた麗子が慌てて言う。
「大変失礼いたしました」
すると麗華は片方の眉を吊り上げて怒鳴った。
「この泥棒猫! あんたが去年から色々と妨害工作をしていたのは気づいてたのよ!」
そこで壮馬は驚いた顔をする。
「麗華、何を言ってるんだ?」
「この泥棒猫の秘書はね、私が電話する度に壮馬はいないって嘘をついて電話を繋いでくれなかったのよ。それも一度じゃなく
て何度もね!」
壮馬は更に驚き麗子を振り返る。
「それは本当なのか?」
「あ、いえ…お電話は、副社長と本条様がお別れになった後のお電話でしたので、お繋ぎしない方がよろしいかと思いまし
て……」
「ほらやっぱり! 白状したじゃない」
そこで壮馬がきっぱりと言った。
「確かに私用の電話とはいえ、俺宛ての電話を繋がないというのは問題だ。しかしそれ以前に俺はもう君とはとっくに別れてい
るんだ。だからいくら電話をしてきても無駄だ。それに別れ際にもう電話はしないって約束したよな?」
「ハァッ? よくそんな事が言えるわね! 付き合っていた頃は散々私に愛しているって何度も囁いておきながらそれはあんま
りなんじゃない? 馬鹿にするのもいい加減にしてほしいわ!」
壮馬はそう突っ込まれると何も言えなかった。
確かに付き合い始めの頃は甘い言葉を囁いたかもしれない。しかしそれは麗華に対してだけでなく、過去に付き合った女達全員
に囁いてきたのだ。だから麗華だけが特別という訳ではなかった。
壮馬が何と言い返そうか考えていると、突然麗子が口を開いた。
コメント
4件

麗子サン秘書やんね?元カノからの電話を確認もせずに勝手な判断したん?

せっかくの壮馬さんのウキウキ気分が仕事ではなく麗子の勘違い行動に加えて麗華の突撃って💦「泥棒猫」🤣W女豹麗の対決なんだけど〜残念ながらお二人とも壮馬さんに取り入るのは無理やで〜 麗華サン?元カノでしょ?過去なのよ‼️しかもアポ無し突撃って?受付は?強行突破? 麗華の標的が麗子に向いたまんま場外乱闘しててください🙏
せっかく朝 花純ちゃんに見送られ 幸せな気分で出社したのにね....(´・ω・`; )ショボーン⤵️ 朝からしつっこい秘書と 未練がましい元カノに絡まれて、可哀想に💧 きっちりキリをつけないと 厄介な二人ですね😱 花純ちゃんに 何かされないか、心配です😔