隠し子?!……でも大和さんからそういうことは聞いてない。っていうか、今日クリスマスだよね?なんでこんなことに?
玄関口で睨み合う女性、塚田さんと大和さん、そして女の子を眺めながら冷や汗を流していると、大和さんが私の存在に気付き目を見開く。
「雫」
「お、おはよう……あの……」
「……なんで後ずさってんだよ」
「わ、私お邪魔だったかなー……なんて」
「んなわけねぇだろ」
「あんた、彼女にまでそんな口調なの?」
「余計なお世話だ。っていうか、朝から奈々まで連れて何の用だよ」
大和さんが面倒くさそうに質問すると、塚田さんは一瞬グッと押し黙ったあと、口を開く。
「……あんたに、頼みがあってきたのよ」
「なんだよ」
「…………お願いします。あんたが今日彼女と過ごすために休みを取ってたの、知ってるけど……」
「は……え、お前……どうした?」
「今日一日、奈々を預かって」
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