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店長に古い友人が訪れた。彼はひとまずビールを飲んだ。
「お前こんなしけたバーで働いてなんになんの?」
彼は中高と同じ学校で仲は良かった。だが性格はあまりいい方ではない。
「いいじゃんか、おもしろいぜぇ?」
「ふっお前はやっぱり変わり者だよ…高校中退しやがって…」
「それは昔の話だろう」
「お前言ったよな、母さんのために金稼ぐって」
「あぁ」
「それでこんなバーって、稼げんのかよ?」
「母さんは死んだ」
「そっか」
二人はその後、他愛もない会話をした。
店長も酒を飲んでいた。
それを見たバイトたちはホッコリしていた。
「また来るぜ、じゃあな」
彼は店長を指さし、その指をチュッと舐めた。
彼の目はもう酒に酔っていない、シラフの目だった。