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そんな感じで、放課後はパネル文章作成とドングリ剥きで潰れて。
そして週末は、足りない写真撮りとドングリ収集にあてられる。
今日は、写真撮影がてら釣りだ。
近くの漁港での写真がもう少し欲しい、という要望があったから。
寮の門限開けである朝6時に集合し、葉耶麻の漁港で釣りを開始。
ぽち、ぽつとだけれど、確実に小サバが上がっていく。
ハゼの時もそうだったけれど、何故か亜里砂さんだけ倍のペースで釣れている。
仕掛けは全く同じ筈なのに。
10時近くになって、取り敢えずサバ中心にそこそこいっぱい釣れたので終了。
学校へ皆で帰って、僕はそのままクーラーボックスを持って寮の自室へ。
他の皆さんは、炊飯器をセットの上、学校の裏山にドングリ拾いに。
僕は料理写真を撮りながら、魚を捌いて色々作っていく。
サバのうち形のいいのは、例によってしめ鯖に。
南蛮漬けの汁を作ってから、サバの残りとネンブツダイの小さいのを揚げて、揚げたまま食べる用と、南蛮漬けに。
その後は、煮魚も作る。
これはヒイラギと、ネンブツダイと、ベラでいいな。
作る最中も、全部、写真に撮って。
皿が、いまいちなのだけは、勘弁してもらって。
最後のサバ味噌煮ができたところで、ちょうど12時。
揚げたサバを一度レンジでチンして、そして全部をタッパーに詰めて。
御飯と箸と紙皿は他の皆さんが用意してくれるはずなので、料理入りのタッパーだけをディパックに詰め込み、食堂のオープンデッキへ。
12時30分集合なのだけれど、皆さんもう着いていた。
「ごめん、遅くなった」
「まだ時間前だから大丈夫だよ。ドングリ採取が早かっただけだから」
何があったんだろう。
「まさか、全然、落ちていなかったとか」
「その逆なのですよ。多すぎて、1時間もしないうちに袋という袋いっぱいになってしまって、引き上げてきたのです」
「千限山までたどり着けなかったのだ。稜線に出て少し歩いただけで、終わってしまったのだ」
なるほど、豊作だったという訳か。
「採ったドングリは、バケツを借りて水漬けしています。今日の夜にでも水から揚げて乾かしておけば、月曜から使えますね」
「それより、お昼なのだ!」
という事で、僕はタッパーを並べる。
「これはこれは、作りましたねえ。写真は、いいの撮れましたか」
「一応。ここでも撮るつもりだけれどさ」
「なら見栄え重視で並べるのですよ」
「あと銀杏と味噌ドングリも入れましょうか」
美洋さんと未亜さんの指示で並べて、何枚かスマホで写真を撮って。
いただきます、と、食べ始める。
「やっぱり新鮮なのは美味しいのだ。特にこの一匹分しめ鯖がいいのだ」
腹開きで背中をつなげた状態で作ったしめ鯖だ。
この大きさだと、ちょうどいい感じにできて、美味しい。