「大和さん、海老の背ワタ取るの難しい」
「ん?……あー、ほら爪楊枝でここを……」
「あ、つるって取れた。すごい」
「頑張れ頑張れ」
蒸し餃子に使う海老の背ワタを取るのに手こずる私と、横で焼き餃子のタネに使う具材を切る大和さん。
手先があまり器用でない私が唸っていると、すかさず大和さんがアドバイスをくれる。
「ニラたくさん食べたいけど、臭くなっちゃうから少なめで」
「あぁ?んだそれ」
「女子餃子にして」
「……」
「あー!ボールにニラ全部入れたでしょ今!」
「美味い焼き餃子が食いたかったからニラは不可欠だ」
「うっ」
「ビールに合うぞ」
「や、やめて!誘惑に負ける!」
ボールにどっさり入ったニラを見て、あのニラたっぷりの餃子の美味しさを想像して、堪らなくなる。悶える私の様子を楽しげに窺う大和さんが憎い。
そうこうしてる間に海老の背ワタを取り終え、包丁で 粗*********
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