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魔王城に来てから数週間どころか一ヶ月を経とうしていた。俺は朝起きてホットケーキを作り、昼ごはんにはサンドイッチを作り、夜ご飯はゴーレムお手製のご飯の生活をしていた。まさに料理人として過ごしている。冥土さんやミオそして、ゴーレムとの生活は問題なく平和に過ごしていた。それに…

「ベリタ…オハヨウ」

「おはよう…ミオ」

マリーは着実に簡単な言葉を覚えるようになった。もちろん俺も言語を覚えようとしたが…

「全然ダメですね」

「うぅ…」

冥土さんからダメ出しを食らっていた。

人間の言語と魔族の言語は英語と日本語レベルの差だが覚えることは簡単なことではなかった。発音など似たような単語は難しい。ヴィと発音しているつもりが相手からするとフィ聞こえたりする。

…魔族の言葉は難しく簡単にはマスターできなかった。時間があればそのたびに教えてもらっていた。だが、冥土さんに言語を教えてもらっている際…

「ベリタ!!ダ・イ・ジ・ヨ・ブ・?」

ミオは心配そうに言っている。たしかに、心の内ではヤバいなぁとは感じている。

「だいじょうぶだよ」

と言い頭を撫でた。

「ミオは覚えるのが早いね」

「さすがミオ様です」

暇を持て余したミオに少し人間の言語を軽く教えただけで少しずつ発音も覚えていた。

「言語はミオ様に覚えてもらったほうが早い気がします」

と冥土さんはミオに人間の言語を教え始めた。確かに、俺が覚えるよりもミオのほうが覚えが速い。一つ教えれば100を覚える。教える側の冥土さんも楽な方がいだろう。

ミオは凄いな。俺は、頭では理解しているつもりが、実際にやると全然ダメだ。紙に何度も書いて、簡単な読みと書きは分かってきたが…

じー

ミオから視線を感じる。そろそろ、勉強時間が飽きてきたのかもしれない。

でも、もう少しだけやりたい。早く覚えるためには…

「う~ん、どうせなら本を読みながら覚える方がいいかもな…」

昔といっても前世になるが授業の英語が全然わからず苦戦していた時があった。その際、『絵本を読んで覚えるといいよ。文章も少ないから分かりやすいし、物語だから頭に入りやすいよ』と昔教わったことがある。そのやり方で勉強してみると覚える効率が上がった。それどころか、本の虫にもなっていたな…

なら、覚えるために絵本とかを読んで覚えればいいが…

「…本、ここにあるのか?」

と悩んでいたら…

「ベリタ!!」

「どうした?」

むふっ~

と気合十分で輝かせながら…

勉強をしていた俺の部屋から手を引っ張って出た。…後ろに冥土さんもついて。

「ミオ?」

「ベリタ!!ベリタ!!」

ミオは満面の笑みで連れて行っている。どこに行くのだろうか…

「ベリタ!!」

「…ここ?」

長い廊下を進み階段を上っていった先には大きな扉がある部屋についた。

ガチャ…

重たい扉を開けた先には…

「うわぁぁ!!」

「ベリタ!!」

「…図書室だ」

壁の至る所に本があり二階建てで部屋六つ…その倍いや、もっとありそうな広々とした図書室だった。

「ベリタ!!」

ニコッ…

ミオは俺が困っているのに気づいて図書室に連れてきたのか、気まぐれなのかどうかわからないが俺は今…

「ありがとうミオ!!」

ギュッ…

俺はミオの手を握って伝えた。俺は今ものすごく嬉しい。

「ヨ…ヨカッタ…ネェ///」

「良かったよ!!」

ここなら、この国のことを知りながら言語を覚えることができる。

俺はミオが顔を真っ赤にしていることに気が付かず本への喜びを味わっていた。

じー

「…・・・・・・・・・・・」

「・…・・///」

後ろにいた冥土さんはミオに何かを伝えそれによって、ミオは顔を赤くしていた。

(??)

肝心の俺はなぜ顔を赤らめているのかわかっていなかった。

「ミオ!!見てもいい!?」

コクッ…

ミオが頷き許可がでたので俺ははしゃいで本を見て回った。もちろんミオも一緒に見て回っている。

それにしてもさすがの量だ。辺境伯とはいえもちろん家にも大きめの図書室があったが俺以外が使うことは少ない。昔、俺にとってのお師匠様がお気に入りだったので一緒に本を読んだこともある。好きな本を紹介し合ったりなどとても楽しかったが遠い昔の話だ。

(…ん)

気になる本があったのでいくつか手に取る。ミオも本を一つ手に取った。

「こちらをどうぞ」

「ありがとうございます」

冥土さんが図書室内でのテーブルへと案内をしてくれた。

ピラっ…

紙でできた本には文字がびっしりと魔族の言語で書かれていた。このままではわからないので、冥土さんと勉強した際に用意した紙を使い読み解く。紙には、魔族の言語を細かく書いてもらった。

これならわかる。と集中して覚えていた際…

「…どうしてそこまで自分から知ろうと思うのですか」

「えっ…」

冥土さんが突如として聞いてきた。俺は急な質問に驚きもあるがその質問に疑問を持った。

「知らなくてもミオ様が覚えれば問題ありませんよ」

「たしかにミオの方が覚えるのも早いので効率的にいいです」

俺が覚えるとなると時間が結構かかるだろう。転生しても、自分が姿が変わろうと元の自分自身は変わらない。頭の良さも漫画特有的に頭が良くなったりもしない。

「俺は…」

魔族の言語を早く覚えてどうしたいのだろう。俺は何ができるのだろう。あれ?なんか今になって混乱してきた。

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