この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
イワ先輩はやけに神妙な口ぶりでこう言った。
「怪異なんてものは、所詮(しょせん)システムに沿って動く電子記号に過ぎない。ボクの自論だけど。でもね、そう、……システムには沿って動くんだよ」
とたんにふっと雰囲気は崩れ、先輩は目を細めた。
「だから、システムを解明するのは先決事項。これは、ボクの経験からだけど、まったく根拠のない気休めよりは信じやすいだろ」
(システム……)
だとしたら、どんなシステムだというのだ。
そして自分がその中に入ってしまったというのなら、なぜ。
「システムって意味では、ボクも気になってることがあるんだけど」
思考が落ち込む前に、先輩のセリフは僕の心をとらえた。
「一つ目は君に与えら**********
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