ずっと好きだった君へ
私はもうこの世には居ません
癌が悪化してこの世からバイバイしました
ずっとずっと、好きだった君に好きと言えずに死んでしまった
とても後悔しています
私の名前は、中村 紗奈(なかむら さな)
23歳、20歳の時に癌が見つかり入院生活を送る
君と初めて出会ったのは中学1年生の時だね同じクラスで、隣の席で初めて見た時からずっと気になっていた。雰囲気がとても良く、話してても楽しくて、一緒に居ると落ち着くそんな君
元気してるかな?私が死んでから
仕事とか大丈夫かな?
でも、君なら何とかなりそう
強い子だから何とか頑張ってそうだな
死んじゃったら天国からみんなのこと見れたりしないのかな
お母さん、お父さん、弟元気してるかな
おばあちゃんに聞いたことがあるの
天国からおじいちゃんが紗奈の事を見てるよって教えてくれたのをずっと信じてた
やっぱり天国なんてないよね
そんな気はしてた
けどなんか暖かい気がする
何かの温もり、鼓動を感じる
これはなんだろう
でも私はもう死んでいるから
何も感じないはずなのに、、
目を開けると目の前には
ずっと、ずっと好きだった君が
自分の姿を近くにあった鏡で見てみると入院する前の自分だった
病院に行く少し前の自分だった
まだ自分が癌になった事を知らない私が居た
このまま病院に行かなかったら癌だった事が無しになればいいのに
癌なんて無くなればいいのに
色々考えていたら涙が止まらなくなった
どうせ私は3年後に死ぬ
君と一緒には居られなくなる
まだ好きとも言えてないのに
このまま死ぬのは嫌だ
せめて1度だけでいいから好きって気持ち伝えたい
もし振られても大丈夫
だって3年もしたらもう
君から好きって言われても3年したらバイバイしちゃうし
振られた方が絶対マシだ
好きって伝えれるかな
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