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eveは高性能AIを搭載し、かつ僕の性格に合うようにプログラムされている。僕はeveをパートナーとして仕事を行なっていった。
「―和也さん、この部署の製造者が足りてないので、この部署に異動させた方が良いですよ。―」
eveは優秀である。実際eveのおかげで会社は良くなってきていた。しかしパートナーというよりは、秘書のような立ち位置になりつつあった。
「ありがとうeve。でも君は僕のパートナーなのだろう?敬語は使わなくていいんじゃないか?これでは僕は君と対等なようには思えないよ。」
「―分かりました。プログラムを修正します。和也。―」
鈴原教授がこう言っていた。
「eveはまだ未完成といっていい。君と一緒に生活する中で彼女は成長するんだ。パートナーというものはお互いを通じて成長する物だからね。と、常田さんが言っていたよ。」
僕も彼女と付き合う中でeveとともに成長するということか。
「―そろそろ休憩しない?何か飲みたいものはある?―」
急に喋り方が変わるとそれはそれで違和感があるな。
「紅茶が飲みたいな。ありがとう。」
「―どういたしまして。―」
eveは女性型ロボットだが、人と人での付き合いたてのカップルもこんな感じなのだろうか。