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■世界観設定

舞台は、ソルソと呼ばれる未知の海洋エネルギーに包まれた浮遊式の学区、「ソルソ学区」の中心にある巨大な学校──海洋高校。

この学園には、人間型のソルソ変異者、生物型の知的海洋種、生態融合型など、多種多様な「海洋生徒」が通っている。


生徒はそれぞれ、ソルソとの適合度・変質傾向を持ち、それに応じた教育カリキュラム、生活スタイル、所属波域が設定されている。


■共鳴(きょうめい)

共鳴とは、ソルソと生徒個人の「感情」「記憶」「個性」が強く結びつき、変質を引き起こす原動力。


穏やかな共鳴は、個性の開花や能力の覚醒につながる。

過剰な共鳴、無理な干渉は「変質の失敗」を招き、波域不安定・感情崩壊・人格のゆらぎなどの副作用を引き起こす。

「共鳴」は特別な力ではなく、生徒たちの日常のすれ違い・関係性・誤解・再構築のなかに起こる。

料理・音楽・対話・触れあいなど、多様な行動において共鳴は起こりうる。

共鳴失敗を通してこそ、本当の“変わる”が始まる。


■校内地図

画像


■校内制度

◉波域制度(はいいきせいど)

ソルソ属性・精神傾向に応じて生徒は波域に分類される。

波域によって授業・制服・寮・給食・交友関係が分けられ、異波域間の共鳴リスクも管理される。


◉波域手帳(はいいきてちょう)

属性、共鳴記録、感情ログを記載する個人専用の手帳。

日々の「波の質」や小さな変化を記録し、変質の兆候や心の傾きを見守る。


■文化・行事

◉海食祭(かいしょくさい)

波域ごとに分かれて料理で競い合う、年1回の「食の共鳴」競技。

味覚に感情が作用し、料理で共鳴するという文化的特異性がある。

共鳴しすぎると、料理が変質する危険もある。


◉深層試験(しんそうしけん)

卒業・昇級に必要な試験で、生徒は深層水フィールドに潜行し、未処理の記憶・感情・恐怖と向き合う。

成功すれば第二属性覚醒、失敗すると“深層残留”と呼ばれる心の沈殿が記録される。


■ソルソ属性(6系統)

属性 概要 変質の失敗例

潮(しお) 記憶・感情共鳴型 他人の感情に呑まれる、自我が溶ける

波(なみ) 音響・振動制御型 周囲への過剰干渉、共鳴反響障害

澄(ちょう) 透明・浄化型 存在感が消える、忘れられる

濁(だく) 沈殿・記憶再構成型 過去の再演ループ、自己更新不全

熱(ねつ) 活性・衝動型 感情暴発、抑制困難なエネルギー

圧(あつ) 深海圧・空間干渉型 自壊的共鳴、他者干渉暴走

■食文化

肉食型生徒:貝類を中心とした高栄養食。攻撃的・活性系に向く。

草食型生徒:海藻類。情緒安定、共鳴安定型に好まれる。

混属性・変異型:専用の波域調整給食あり。

給食センター「潮食堂」および「ソルソ栄養管理局」が管理。

■その他の要素

水草水槽エリア:人間社会でいう森林浴に近い空間。視覚波・感情波の共鳴が緩やかに発生する。

 ⇒ 管理記録はシオ=コショーが担当。技術保守は専門職。

掃除時間の記録や食事拒否エピソードなど、日常の一場面にもソルソの影響はあらわれる。

■ドラマの主軸

「変質=進化」ではない。

「変質=ゆらぎの中での選択」。


他者と共鳴し、揺れ、失敗し、再構築しながら“それでも自分で在ろうとする”物語。

全キャラクターが正しくて、未完成。

成長はまっすぐではなく、うねりや沈殿を含む。

それでも、この海では変わってもいい。

海洋高校−物語は波のように−

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