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神への反逆者第二章マリオネットは自由を求めて
第肆話 助けて助けてその先に
「そんなこと言うなよ、」
泣きそうな震えた声で、コトに喋りかける。
「助けてなんて言っても何からか分からないくせに」
「僕の事情も知らないくせに。」
「勝手に助けて欲しいなんて思うんじゃねぇッ!
」
怒りでいっぱいになったコトの表情はとても怖かった。そんな顔を見てまで俺はこいつを連れ戻したいか?
でも、
「僕に関わるなよ。偽善者」
コトが謎の煙を出した後俺の意識が朦朧とし、
「ま..てよ…」
プツンと意識が途絶えた。
「レンちゃん平気?」
ハッと勢いよく起き上がる。
「え..?」
目の前にいるのは誰だ…?
思い出せない。
誰だ..
視界がぐにゃりと歪む。
「レンッ!俺を見ろ!」
「え?」
(あ..キリだ。)
「はぁ..お前大丈夫そ?」
「おう..すまん。」
「コトが裏切ったか..」
「…」
「レンちゃんコトはもう助けられないよ。」
「ッ..分かってるよ。」
レンの顔は泣くのを堪え、我慢してる様に見えた。
「レンちゃんはさ..なんでコト助けたいの?」
「それは..」
なんで..だっけ。
心配?仲間だから?
違うだろ
「..悲しそうな顔してたから。」
「それは、何を見てそう思ったの?」
「あいつの反抗してる時の顔が苦しそうだった」
「そっか..じゃあ救わなきゃね。」
「お前…そんなキャラだったか?」
「酷いッ」
「おッ元気そうだな!」
「レンくーん!!」
ミトの後に泣きながら入ってきて、レンに飛び込んできたツヅがレンの鳩尾にクリーンヒットした。レンが「ごふぁッ!」と言って腹を抱えた。
「ごめんんんんッ!」
「じに゛ぞ..」(へーきだぞ!)
「レンちゃん逆w」
「ゔぅ..」
「ごめんなさぁあああい!」
「ちょw嫉妬隊員〜w」
慌てるツヅに爆笑しながら、嫉妬隊員を呼ぶキリに反応した、黒髪がこっちに駆け寄る。
「どうしま..ぎゃぁああ!何してんの!?」
「霄(ヨイ)ちゃんじゃん!?」
「キリお前ふざけんなって…レン大丈夫かよ」
「ツヅだけど!?」
「ごめんなさい…」
「ん?新しい隊員?」
「はい..レンくんにちょっと..」
さっきの出来事を話す。
「ツッ..ぶふ..wwちょーくだらねぇwwwww」
「笑ってねぇで痛み治せ」
「はいはいw」
「チッ」
「せっかちだなw」
ヨイがレンの腹にてをかざし、光を出す。
「これが治癒魔法..」
「はぁ..ほんとに怪我すんなよ。」
「心配してくれてんの〜プフw」
「やっさしぃww」
ヨイを揶揄うレンとキリがヨイにパンチを喰らう。
「痛いッ!」「ぎゃふんッ!」
「大人しくしろボケカス」
「ん..」
「ヨイさん。こっちの患者も____」
「分かったすぐ行く」
「大人しくしろよゴミ」
「患者にかける言葉なのかね?」
「ふんッ!」
最後に中指を立ててヨイが去って行く。
「で..どうやってコト見つける?」
「…潜入」
「おいおいそれ俺も巻き込まれるんだけど、」
「色欲になんか言ってよ〜」
「えぇ〜」
「じゃあ俺だけでいい」
「待てってレンちゃん〜俺も行くって♪」
「おい俺のことも考え…」
「やれるよね?たーいちょ?」
「こいつぅ…」
「分かったよ…」
新しい登場人物
時雨霄
嫉妬救助服