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神への反逆者第二章マリオネットは自由を求めて
第伍話 望んだ再会
「..ということで頼めません???」
「ん〜オモロそ!いいよん☆!」
「軽いな..」
「やったね。」
レンとキリがこそこそ話していると、
「レン〜キリ〜?」
「「はーい」」
「へーこの子達ねー!」
「トウリレンです。」
「クレナイキリでーす。」
「僕の名前は几董懋☆強欲隊長だゾ☆!ま、あとのことは任せて☆!」
「ありがとうございます。」
「「アザース」」
「じゃまず..これ着て!」
ツトが取り出したのは、教会服と生贄用の服だ。
「これって..まさか」
「き て ね☆」
「じゃレンちゃんこっちで。」
生贄用の服を差し出す。
「なんでだよ!」
「俺に白って似合わないでしょw?」
「俺にも似合わないわ」
「早くしろ〜」
「じゃんけんで決めよ」
「「最初はグーじゃんけんぽん!」」
教会前
「えぇ..貴方が新しい神父ですね?」
「はい。よろしくお願いします。」
「チッ..」
キリが営業スマイルで答える隣で、レンが舌打ちをする。
「生贄。こっちへ。」
「はいはい。」
「…」
《レンちゃん。分かってる?》
《ああ。ここで俺が生贄として捧げられる前に早くコトの情報探せばいいんだろ。》
《そうだよ。問題犯さないでね。》
《わあってるわ》
テレパシーでの会話を終えたあと、レンとキリは目の前の神父について行く。
神父が場所の説明をしてる時。レンが祭壇のある部屋に何か影が動くのを見て、走る。部屋に入った瞬間。──時がとまった
レンの体制は、顔が下を向いてる状態だった。
(何だこれッ..神の仕業か!?)
「誰…?僕のサガシモノ邪魔するの..は..」
(クソクソクソクソ!誰か来やがった!)
「お兄ちゃん?」
「は..?」
頬に手が触れ、動けるようになる。お兄ちゃんと呼んだ人物の方へ目を向けるとレンは言葉を失った。
「お兄ちゃんだ!やっと見つけた!」
(違う、違う違う違う違う違う!)
「誰だよ..お前」
鋭い目つきで睨みつける目線の先には、レンの弟、レキが成長した姿。だが、レキの姿をした人物には翼が生えていた。
「お兄ちゃん僕だよ!レキ!」
「違うだろッ!」
「お兄ちゃん..?」
「レキはッ..”神“じゃねぇんだよ!!!」
翼が生えていると言うことは、神である証なのだ。
ハンマーを取り出し、レキらしき男に向ける。
「まって!!話会お!“お兄ちゃん”!」
「その姿でお兄ちゃんって言うなぁあああ!!」
ハンマーで殴りかかろうとするが、素早く避けられ、空中へ逃げられる。空ぶったハンマーが地面にめり込み、離れなくなる。
「クソッ!」
「…〜♪」
「ツッ!お前..」
この歌は前、レンが買い物で歌ってた歌だ。
この歌は過去にレキしかあまり聞かせたことのない歌だ。
「本当に..れき?」
目から雫が流れる。
「うん..うん!」
「そうだよ!」
レンが武器を置いて走り出す。
そしてレキに抱きつく。
「大丈夫..もう..1人にさせないぞ…」
2人は静かに抱き合う。
新しい登場人物
礫
几董懋
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