TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

コンコン…


私「…!!」

母「はい…」


涼宮「失礼しまーす。杏佳ちゃん?」


杏佳(きょうか)は私の名前…


私「…はい…」

涼宮「ごめんね?急に…ちょっといい?」

私「……はい」

母はものすごく私を見る…

その目線が何かこわかった…


涼宮「お母さん、ちょっと杏佳ちゃんお借りしますね」

母「なんでですか?もうカウンセリングの時間おわりましたよね?」

涼宮「いえ…杏佳さんにはまだカウンセリングが必要なので…」


それだけいうと、先生は私の手を引いて部屋を出た…


部屋をでてすぐのとこで、私は立ち止まり…倒れかけた。

もちろん先生がすぐ支えてくれたから大事にいたらなかったのだけど…


涼宮「杏佳ちゃん?大丈夫?無理なら戻ろう…?」

私「…大丈夫…です……きついけど…戻りたくない…」

戻ったらなにか言われる…そんな気がして…

戻るのがこわかった…


涼宮「大丈夫?歩ける?」

私「…はい…」

すこしふらつく体を先生が、支えてくれて…カウンセラー室へ。


そこには…先生の友人たちがみんな集まっていた…


深谷「お〜!きたきた!ここおいでー!」


そう言って…自分の隣を叩く深谷さん。


私は…戸惑いを隠せないでいた…


涼宮「ふふ(笑)戸惑ってるね(笑)座りなよ!僕も隣座るから」

そう言われて…私は…深谷さんの隣に座り…しばらくして、先生も隣に来た。


向かい側には、恵比寿さんと、村上さん。楽しそうに話している。


佐久「杏佳ちゃん!アニメ好きー?」

離れたとこから話しかけてくる佐久さん。

私「…いえ…みたことないので…」

佐久「そっかあ…」

深谷「杏佳ちゃん、緊張してる?」

私「あ…はい…なんか…すみません…」


だんだん、きつくなってきた気がした…


涼宮「杏佳ちゃん、ちょっと離れようか…きついでしょ?いきなり悪かったね…」


そういうと、少し離れた場所にあるデスクに案内してくれた。


先生が席に戻るのを見ながら机に伏せた…


みんなは楽しそうにワイワイガヤガヤしていた…


それがまたなにか心地よく感じて…いつの間にか寝ていた…


深谷「あら…杏佳ちゃんねちゃってる…」

佐久「ほんとだ…可愛い!」

光本「大丈夫なの?いきなりこんな、ヤローばかりのとこに…」

涼宮「ちょっと荒治療だね(笑)ん…でも部屋にいるよりはいいみたいだから…。」

なべ「お前。この子どうすんの?」

涼宮「ん?どうって…」

なべ「まだ中学生だろ?」

涼宮「ん…やっと感情がでてきたから…多分辛くなってくるんじゃないかな。とおもってね…」


コンコン…

「失礼します…涼宮先生…、ちょっといいですか?」

看護師に呼ばれて部屋を出ていく涼宮。




私は…夢を見ていた。


親に殴られてる頃の夢…

服を剥ぎ取られたときの夢…


気持ち悪い………!!!




私「…うぅ…やだっ…たすけ…て…!」


深谷「え??杏佳ちゃん?」

光本「大丈夫か?宮ちゃん呼ぶ?」

深谷「だな…とりあえずタオル!冷や汗がすごい!」

なべ「はい。タオル…」


私「……触らないで…!!」

深谷「…え?杏佳ちゃん?」

私「ヤダヤダヤダ…!!!」

そう言って…意識を失った…


それでも、深谷さんは、汗を拭き、私を床に寝せて、自分の上着をかけてくれた。

佐久さんも、自分の上着を枕代わりにと頭の下に敷いてくれた。

loading

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚