テラーノベル
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※第二部完結時点の内容です。
※第二部のネタバレが含まれますので、未読の方はご注意ください。
●ルシンダ・ランカスター
緩く波打つ亜麻色の髪に、翠色の瞳。少しつり目。真面目で鈍感、努力家。17歳。乙女座。
転生者で、前世の名前は桜井瑠美。望まれずに生まれた子で十歳年上の兄だけが優しくしてくれた。お伽話やファンタジー小説が大好き。RPGゲームにハマっていた。兄と二人で出掛けた先で交通事故に遭い、十五歳で死亡。『恋と魔法の学園パラダイス(恋パラ)』という王侯貴族が通う魔法学園を舞台にした乙女ゲームの悪役令嬢として転生するが、乙女ゲームはプレイしたことがないのでまったく気づいていなかった。
転生後は、四歳で両親を流行病で亡くし、孤児院で暮らしていたところをランカスター伯爵家に亡き娘の代わりとして養子に引き取られる。ある日、前世のことを思い出し、せっかく憧れの剣と魔法の世界に転生したのだからと、魔術師を目指すことを決心する。
高濃度の魔力の持ち主で、風火水土氷雷の全属性に適性がある。第1部でラスボスバトルを経て光属性に目覚め、聖女と認定される。
第2部では、義両親と隣国王子の侍従の共謀により、無理やり隣国の王子に嫁がせられそうになった。義兄のクリスに助けられた後、ランカスター家との養子縁組が解消され、フィールズ公爵家の養女となった。
卒業式の夜、クリスから額に口づけられ、異性として意識するようになる。
●クリス・ランカスター
ランカスター伯爵家の嫡男。ルシンダの一歳年上の義兄。恋パラの攻略対象。生徒会副会長。
銀髪、水色の切れ長の瞳。クール。頭脳明晰。氷属性の魔術が得意。18歳。牡牛座。
病で亡くなった実妹マリアを恋しがり、ずっと部屋に引きこもっていたところをルシンダの言葉に救われる。ルシンダを妹だと思ってきたが、ユージーンと抱き合っているのを見て、それ以上の想いに気付く。
原作ゲームでは妹の死や両親から愛情を得られなかったせいでヤンデレになった。
第2部では、ルシンダ誘拐計画に気付き、自らの目的のために利用した。目論見どおり、父親から伯爵位を受け継ぎ、ルシンダとは兄妹関係ではなくなって、ルシンダを新しい温かな家族のもとに送り出した。
卒業式の夜、ルシンダの額に口づけて、しばらくの別れを告げた後、何かを学ぶためにロア王国へと旅立った。
●アーロン・ラス・ハイランド
ラス王国の第一王子。恋パラの攻略対象。ルシンダのクラスメイト。17歳。
サラサラの金髪に、やや垂れ目の碧眼。気配り上手なロマンチスト。風属性の魔術が得意。
10歳の時、婚約者候補探しの茶会でルシンダに出会い、強い興味を持つ。ルシンダに魔術の教師としてフローラ・トレバー子爵夫人を紹介してくれた。
原作では一見爽やか王子だが、他人に興味を持つことはなく、誰からも一線引いているキャラだった。
心の中では劣等感を持っていて、本当は自分ではなくユージーンが第一王子になるべきだったと思っている。
第2部では、留学に来た隣国マレ王国の第六王子エリアスといがみ合いながらも仲良くなり、留学期間後もラス王国に留まることを決めたエリアスの面倒をみることになる。
ルシンダがフィールズ公爵家の養女となったことで、ルシンダとは従兄妹どうしになった。
●レイ・トレバー
フローラの息子。ルシンダより7歳年上の兄弟子。恋パラの攻略対象。
茶色の短髪、癖毛に灰色の瞳。土属性の魔術が得意。24歳。
母親が王宮魔術師ではなく、教師になったことを落ちこぼれだと恥ずかしく思っていたが、フローラに魔術を習いに来たルシンダと出会い、彼女の言葉で己の無理解を反省する。後に魔術学園の数学教師となり、ルシンダが入る特魔クラスの担任となる。
原作では借金返済のために仕方なく教職に就いており、担任ではなくて臨時教師で、全くやる気がなく、女子生徒に色目を使うチャラ男だった。
第2部では、引き続きルシンダの担任教師として面倒をみてくれた。
ルシンダに間違えて「お兄ちゃん」と呼ばれ、満更でもなさそうな様子を見せる。
●ライル・マクレーン
侯爵家嫡男、宰相の息子。恋パラの攻略対象。ルシンダのクラスメイト。17歳。
赤色の髪に、琥珀色の瞳。男らしく真っ直ぐな性格。火属性の魔術が得意。
街中で逃走中の泥棒少年にぶつかられそうだったルシンダを助けたことで出会う。
父親の仕事を継ぐよう言われていたが、騎士になる夢を諦められなかった。ルシンダの言葉で魔術騎士を目指すことを決意する。
原作では親の言いつけで宰相を目指しており、夢を諦めなければならない現実から冷血な性格になっていた。
第2部では、なぜかいつも美味しいところを持っていき、アーロンとエリアスから恨まれていた。
●ミア・ブルックス
伯爵令嬢。原作でのヒロイン。転生者。ルシンダのクラスメイト。17歳。
淡い桃色のセミロングの髪に、水色の大きな瞳の美少女。
前世で恋パラをプレイしており、恋パラの世界に転生して喜んでいる。自分がヒロインとして攻略するよりも、ビジュアルが好みな悪役令嬢(ルシンダ)と攻略対象たちの恋愛模様を見て楽しみたい。前世では同人誌を作ったりしていたので絵が上手。料理は下手。魔道具作りに才能を発揮する。
第2部では、引き続きルシンダの親友兼お姉さん的ポジションとしてルシンダの世話を焼く。文化祭では意外なプレゼン能力と脚本執筆能力を発揮した。中二病への見識も深い。
●ユージーン・フィールズ
公爵令息。ルシンダより1学年上の生徒会長。漆黒の髪に赤色の瞳。水魔法が得意。18歳。
国王の血を引くが、母の身分が低かった上に亡くなったので、王弟である公爵家に引き取られた。アーロンとは異母兄弟。4歳年下の弟がいる。
実はルシンダの前世の兄である桜井悠貴が転生した姿。前世では妹を溺愛しており、今世でもシスコン化した。
今世では生まれたときから前世の記憶があり、生い立ちのこともあって心に闇を抱えていた。
原作では魔王の魂に身体を乗っ取られることになっていたが、何よりも大切だった妹との再会で王位のことなどどうでもよくなり、乗っ取りが回避された。
第2部では、相変わらずルシンダを溺愛する。
弟の様子がおかしくなり、魔王が取り憑いているのではないかと心配したが、ルシンダやミアに相談して無事に解決した。
●サミュエル・ヘイウッド
青灰色の髪と瞳。眼鏡。細身。神経質そう。昆虫好き。ルシンダのクラスメイト。17歳。
原作の恋パラでは登場しないのでモブと思われる。
林間学校でルシンダに助けてもらったことがきっかけで恋をする。自分に自信がなくて告白もできず鬱屈としていたが、ルシンダとの虫除けグッズ開発などで自信がつき、闇落ちを回避した。ルシンダに告白して振られる。
第2部では、以前より社交的になり、ルシンダたちの友人として楽しく過ごす。
●エリアス・マレ・シュクラバル
隣国・マレ王国の第六王子。色白の肌に紺色の髪、青紫の瞳。17歳。
王位を継承する可能性は低かったが、亡き母親・ユディタ王妃の最期の願いを叶えるため国王になることを目指し、聖女であるルシンダを利用するためにラス王国に留学する。
初めはルシンダを利用相手としか見ていなかったが、ルシンダの生い立ちや人となりを知って、ルシンダに惹かれていく。
病弱な母親を支えられるよう薬草学を学んだため、薬草に詳しい。
●サシャ
エリアスの侍従。サイラス・アボットの偽名を使い、魔術学院の薬草学教師となって裏からエリアスをサポートする。
母親は優れた薬師だったが、村人から魔女と疑われて家に火をつけられた。母子二人で途方に暮れていたところをエリアスに救われ、忠誠を誓う。
エリアスに国王になってほしくて、王妃の遺言を偽り、ルシンダ誘拐を企てた。
事件解決後は、マレ王国に引き渡され、3年の刑期を勤めることになる。
●ユディタ王妃
エリアスの母親。子爵令嬢という身分ながら、王国一とも謳われた美貌で国王に見初められ、第四王妃として入宮した。
元々身体が弱く、エリアス16歳の冬に、大寒波に耐えられず死去した。
自分が病弱であるために、エリアスから可能性や思い出を奪っていることを悔やんでいた。《蓄音》の魔石を使って、エリアスに自分の肉声で本当の願いを残していた。
●ジュリアン・フィールズ
ユージーンの弟(公爵夫妻の実子のため、実際は従弟)。淡いブラウンの髪。14歳。
頭脳明晰で魔力も強力なユージーンを尊敬し、「孤高で気高い」オーラに憧れていた。ルシンダを溺愛するようになったユージーンに失望し、以前の兄の姿を取り戻そうとして、なぜか中二病を患ってしまう。
妄想を爆発させたルシンダの圧倒的な魔力を目の当たりにして、自分の痛さを悟り、以前の素直で愛らしいジュリアンに戻った。ルシンダを素晴らしい力を持った聖女であると尊敬し、義姉になったことを喜ぶ。
●アニエス・フィールズ
公爵夫人。ユージーンの母(実際は血の繋がらない叔母)。
ルシンダを着飾らせたくて仕方ない。
●ベルトラン・フィールズ
公爵。現国王の実弟。ユージーンの父(実際は叔父)。
ルシンダに何でも買ってやりたくて仕方ない。
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