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ただ、それだけの関係……

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ただ、それだけの関係……

第148話 - 第八章(14)

32

2025年05月16日

#大人ロマンス

#大人の恋愛

#切ない

#ハッピーエンド

#純愛

#TL

管野アリオ

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32

管野アリオ

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「こんなに濡らして……ずっと俺に愛して欲しかったんだろ？」

豪に、背後から捕らわれたままの奈美。

右手で花芯を撫で、左手で膨らみを捏ね続ける。

「豪さ……ん…………気持ち……い……いのぉっ」

奈美だけ全裸のような状態に恥ずかしくなり、豪の愛撫が気持ち良くて身体の震えが止まらない。

(私の顔……きっと、はしたないかも……)

彼の指の動きが激しくなり、奈美の身体が硬直し始める。

「奈美……イキそうなんだろ？　イけよ……」

「やあぁっ……だめ…………だめっ……はあぁっ…………ああぁっ……イッ——」

滑らかな首筋に舌を這わされ、敏感になった花芯と、左胸の乳首を指先で嬲る豪に導かれ、奈美は、身体をカタカタと震わせた後、弛緩しながらベッドに崩れ落ちた。

ぐったりと横向きで倒れ込み、頭の中は真っ白で何も考えられない。

豪が彼女から離れ、衣服をぞんざいに脱ぎ捨てると、チェストから避妊具を取り出し、装着させた。

倒れ込んでいる奈美の身体をうつ伏せにし、筋肉質の腕は、お尻を引き寄せながら持ち上げる。

後ろから丸見えになっている状態に、強烈な羞恥心が襲い掛かり、ベッドに顔を伏せた。

「すげぇ美味そうな白桃だな」

しとどに濡れた秘部に陰茎を数回擦り付け、奈美のお尻を掴みながら、背後からゆっくりと挿入する。

「ああぁぁっ……」

今まで感じた事のない猛烈な快感が、彼女の身体を突き抜けていき、足腰が砕けてしまったような感覚。

「奈美の桃のようなお尻…………俺のモノを美味しそうに咥え込んでる……」

肉塊が全て埋め込まれると、豪は覆い被さりながら、奈美を抱きしめた。

「もしかして…………バックの体勢でセックスするの、初めてなのか？」

耳元で豪に囁かれ、奈美は力なく頷く。

「なら俺が……奈美の身体に気持ち良さを……教え込まないとな？」

後ろをチラリと振り向くと、彼が卑猥に唇を緩めているのが見えた。

視線が絡み合うと、豪が彼女の唇を奪う。

唇を塞いだまま、彼はゆっくりと腰を前後に律動させた。