TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

右側にぎゅっと曲がったところで、見えにくい岩の上に乗り上げてしまった。

水の流れのせいで、船が右へと回転しはじめる。


「まずい。とにかく漕ぐぞ」


あわてて2人で漕いで、石の上から脱出成功。

そうしたら右側の河原部分に、前のカヌーががっと突っ込むのが見えた。

他の2艘も見える。

ここで休憩のようだ。


「どうでした。ここまでで」


「楽しかったけれど、ちょい腕がしんどいですよ」


これは流山先輩だ。

僕の方はそれほどでもない。


なにせ僕は主にブレーキ役。

津々井先輩も、カーブを抜ける時しか漕いでいないと思う。

真面目に漕ぐと、前の艇に追いつきそうだったし。

それでも充分楽しいけれど。


「ここでちょうど3分の1くらい。結構早いですね。水が程良く多くて、流れがいい感じです。皆さん体調はどうですか。ここなら車で戻れますよ」


「そんな、勿体ないのです」


流山先輩が言う。

その意見に同感だ。

これは楽しすぎる。


「さて、ここから1区間約30分、前後を交代してみましょう。

この区間にはカーブが3箇所あります。最初の1箇所が一番難しいかな。基本はどこも内側べったりで通過です。

あと、この区間には浅い場所があります。姿勢を崩す前に、全力で漕いで勢いで脱出して下さい。

前が重い分、操作性が悪くなりますよ。後の人はよく考えて前に指示を出して下さい。前の高校生は、後の中学生の指示に従う事。いいですね」


えっ。

確かに後ろに乗って、自分で艇をコントロールしたいとは思っていたけれど、いきなりか。

それも、最初に難しいところが来るとはなかなか厳しい。

でも面白そうだ。


「大丈夫でしょうか」


彩香さんが、ちょっと自信なさげに言う。


「大丈夫、自信を持って私に指示して下さいね」


そう先生が言って。


「じゃあ、宜しくな」


津々井先輩が前に乗る。

スタートだ。

栗原さんと先生の艇を先頭に、流れに入っていく。

今週末は合宿です ~ 深草学園野遊び部・アウトドア歳時記

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚