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そんなことを考えていると

「え…」

と隣から声が聞こえてきた。

きっと驚いたんだろう。

そう思い、私は

「実はね、手に水魔法を纏いながら火の中に手を入れたから」

「何にもなってないんだよ」

と補足するように言った。

すると男の子は少し黙った後、

「僕を弟子にしてください」

と言ってきた。

状況がよく分からない。

なんでいきなり弟子にしろっていう

話になったのだろうか。

「えっと..その前に名前聞いてもいい?」

そう私が言うと

「僕はエリュック・ラユノーン・ノルエです」

と答えた。

そういえば私の名前って家門名ない気が…。

まぁ大丈夫か。

「私はミウ」私がそう言うと、

「ミウ..さん、僕を弟子にしてください」

「僕は魔法が嫌いです」

「大人たちが、争いをするために魔法を使うのが嫌いです」

「でもあなたの魔法は争いのための魔法じゃないと思うんです」

「だから僕はあなたの弟子になって1番身近にその魔法を見たいです」

そう真剣な目でノルエくんは言った。

確かに子供の頃から魔法は教わるけど、

それが争いのためだって知らないで

学んでるもんね。

それなら..そう思いながら私は

「…いいよ」

と言うと、ノルエくんは

「ありがとうございます」

と言いながら笑う。

何故だか私はドキリとしてしまうが

慌てて心の中で夫一筋だと神に誓う。

自然の奏を此処に

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