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お昼御飯も満足かつ、お腹いっぱいで終了。
「今日は夕方から野草採取な」
川俣先輩に念を押されつつ海へ。
この時間、外は暑い。
海に浸かっているのが一番だ。
波もそこそこあるのでそれに乗って浮遊気分を味わうのも楽しい。
でも。
「そろそろ貝なんかも採取した方がいいですよね」
「そうなのです」
という事なので。
水中眼鏡、シュノーケル、軍手装備、オイスターナイフを手に貝探しをしながらの海遊びになった。
取り敢えず松葉貝系を捕るが、あまり小さい物を捕ってもしょうがない。
自然保護も考える必要があるし。
なので今まで手をつけていない、岩の水面より下側を見てみる。
ぎりぎり水面下は波で見えにくいので、もっと下を。
触った岩にちょっと違和感を感じた。
見た目にも単なる岩と違う気がする。
一度呼吸しに上に上がって、思い切り息を吸い込んで下へ。
吸い込みすぎて身体が浮く分は姿勢制御でカバー。
上下逆さのシンクロナイズドスイミング的な体勢だ。
岩に見えていた一部をオイスターナイフではがし、姿勢を変えて上に戻る。
そのまま足のつく方へ。
うん。見た事が無いけれどこれは多分。
「牡蠣だよね、これ」
近くにいた未亜さんに聞いてみる。
「だと思うのですが、自信は無いのです。ちょっと先生に見せてくるのです」
僕が捕った岩のかけらのようなものを持って、未亜さんが走る。
まもなく草津先生を連れて戻ってきた。
先生は何故か、俺がよく使っているポン酢のペットボトルを持ってきている。
「これは間違いなく岩牡蠣ですね。これなら夏も美味しいですよ。ちょっとオイスターナイフを貸して下さいな」
ナイフを先生に渡す。
先生は貝を持ってささっと裏返し、オイスターナイフを隙間に入れて軽く引いた。
そうして手でめくるようにすると、蓋を取るように中身が現れる。