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こんにちは。田中です
今回初投稿なので、説明をしてから今回の愛子について話そうと思います
チャットノベルは一度も使いたくないので全てこちらで書かせて頂きます
この枠で書く話は大体は人間の感情を書くストーリーになっています。
題名の「曖昧な子供達」 は生物達の曖昧な未だ子供みたいな所を表したくこの名前を与えました
人間達には名前をつけたいのですが、私にはネーミングセンスがないのでご了承下さい
では、どうぞ
「忘れた女」
長い本棚の道をゆっくり進む
私の小さい足にはめられた靴の良い音も、もう聴き慣れてしまって面白くない。
そう、面白くないの
本を読んでも私はここにいる。
何処かに飛んで行く感覚なんてないまま次の本を見ようと思った時
本棚の中に、さっきの挿絵の人形があった
仕舞いかけた本はパタッと手元から落ちていて、そんなのも忘れて走り出していたんだ
昏い廊下の中、それだけ輝いて見える
酷く退屈なままの日常に取り残された一頁
まるでお星様を切り取ったみたいな光
急いでそれを取って握り締めた
仕舞わなきゃ、彼女が汚れてしまうかも
可愛い青いドレスのお人形さん
目は本棚の木目みたいな色のボタン。体はほんのりと暖かいのが愛らしくって、少し腕に力が入った気がした。
私は一目散に一番の隠れ場所の本棚に仕舞った。良かった、もう 私の物なんだ…
でも、何か、忘れている気がする
何か、後ろの道がどんどん塞がれている様な気がするので、私は何をすればいいか分からなくなった。
でも、ぜんぶ忘れてるから
これじゃ何を思ったかわからない
でも私はこの子が好きだなぁ。
人形の名前はクラナ。スウェーデンでお星様って意味らしい。
本で読んだだけの知識も、すこし知ったか振りできた。
それだけは覚えられた
クラナ、ずっと呼んでいたいよ
貴方が本当の人間だったら良かったのにね
けれど、もし本当に人間なら、自分のいた場所に帰りたいかな?
でも、でも、でもずっと遊んでたいよ
駄目だよね、元の位置に返さなきゃ、えっとえっと、あった!
少し上の本棚にあった私のお星様。また明日遊ぼうね。そしてここにまた仕舞うの
明日から楽しみ、じゃあね
夜中の星々を眺め、人形は小さく呟く
「……きっと人間なら、私耐えられないわよ。アステラ」
小さく、それでいて健気な少女の名前をまるで愛情を持ったかの様に呼び、
「私のせいで貴女はずっとこのまま時を紡ぐの。」
彼女が時紡ぐ時、また彼女も永遠を紡ぐ
「貴女の大好きな私の、
本棚の世界に蓋をした張本人にね。あぁ、楽しくて堪らない」
クスクスと笑う、望遠の彼方のとある場所
「監禁されたのにも気づかないアステラに何 も言えないの、私は」
誰もいない、彼女達の世界
「監禁したのは私だとしても、人形にされちゃったし。貴女に」
彼女だけが迷い込んだ
「ずっと強いのを忘れて。憎らしい私のことを愛しててよね。」
それを愛してしまった彼女の話。
クラナ、貴女だけはずっと一緒だよ、
「大好き」
だいきらい?
「ふふ、可愛い。私だけのアステラ」
「ずっと貴女の手の中で笑っててたげる」
「結局そのまま私を忘れ、また自分のお気に入りの本棚だった場所から取り出し可愛がる」
魔法の言葉はふわふわふわり、何処へゆく
「ずっと忘れてるアステラが悪いのよ?」
「楽しそう、可愛い、可哀想。」
「あなたは、私だけの、」
「アステラ、なんだから」
このお人形さん、肌も真っ白だなぁ!
知らぬ間に放った大好きはかつての大嫌い
全てがあべこべな世界で読む本は、
世界一面白い本に変わる
如何だったでしょうか!
裏設定としましては、最初に落とした本、あそこからずっとループ出来る様になってます。
→落ちている本を読む
→人形を見つける
→本を落とす
→人形を可愛がるあまり、本を落とした事も人形を元の位置に置いた事も忘れる
→落ちている本をまた読む
といった感じで、人形も汚れずに居る訳ですが。この名前が意味深に感じますよね
こちらはどちらも星という意味。外国語で適当にパクってきました
後の考察は任せます
盗作可 偽造可 転作可ですので。
私の作品を盗る事無いと思いますけど。
では、テンプレですけど
私の作品を最後までご覧いただき誠に感謝致します。今後も頑張りまーす
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また次の私の小説で会いましょう。