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井戸から引き上げた、スマホの動画を京子と修羅は確認する。
井戸の中はもぬけの空。。。
「ない。。あるはずの面を封印した壺がない」修羅は言葉を失う。
「誰が持ち去った。。」京子も予想外の展開に思考が停止する。
「修羅!先にジレンマのところに行け!ただしこの事は誰にもいうな!わかったか」
「京子さんは?」
「私はこの辺りの霊体を霊視する、お前の霊視は当てにならないからな」
京子は村に残り、修羅は資料館に急いで向かうのであった。
ーその頃 資料館では。。。
(ドンドン ドンドン)
(ドンドン ドンドン)
誰かが扉を叩く。
皆、音のなる方を見ながら息を潜める。
「大丈夫こちら側から開けなければはいってこれないから」ジレンマが皆にそういう。
「貞治。。。あけてくれ。。貞治。。」
「とうちゃん⁉️じいちゃんとうちゃんが呼んでるよ」貞治が言うように、大人の男性の声がする。
「この声は確かに息子だ」平田さんが額に汗を滲ませながらそう言った。ただし、平田さんの息子さんは亡くなっておりこの世のモノではないのは一目瞭然だ。
「貞治。。逃げるんだ。。そこから逃げるんだ。。。」
(ピカ‼️)天窓や雨戸の隙間から閃光が入りこむ。
虫の音が戻り、怪音が治る。
「ど、、、どういう事ですか、声といい、あの光といい」誠がジレンマにとう。
「おそらくあの声の主は僕の仕掛けた呪物に吸収された。。ただあの言葉の意味が引っかかるなぁ」
緊張をほぐそうと凛子が皆にお茶を入れる。
「おそらく本番は丑の刻だろうな」ジレンマはお茶を啜りながらそういった。
皆が一時的な休息を取ってる時に修羅は資料館にたどり着いた。
「ジレンマ、俺だ、開けろ!」修羅は自分であることをアピールし中のジレンマ達に知らせる。しかし、いっこうに誰も来ないし返事もない。
「くそ、何やってんだょ」修羅はスマホを取り出しジレンマに電話する。
「これなら俺だってわかるだろ」呼び出し音もするし、中から微かだが着信音も聞こえる。
したがなく、ハイエースからバールと持ち出し縁側にまわり雨戸をこじ開ける。
座敷の灯りが消え、真っ暗な状態だ、天井からぶら下がる照明のスイッチを引っ張る。
蛍光灯が微かな音を立てて辺りを照らす。
「えっ。。どういうこと」
修羅が目にした光景は予想していない光景であった。