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ころ
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ああーもう、この気持ち…っ💔 蓮くんが「俺が好きだからだよ」って叫んだところ、胸がぎゅっとなったよ。ずっと隠してきた想いを、自分から壊すみたいに打ち明けるの、辛すぎる…。佐久間くんの「え…」の一瞬の間だけで、どっちの気持ちも伝わってきて泣けそう。またふたりの距離がどうなるか、本当に気になるよ…😢
ふっかさんとそんな会話を交わした後だったから、駐車場の俺の車の前で佐久間くんの姿を見た時は心臓が飛び出るかと思った。
どうしてここにいるの。
偶然って思おうとしても、佐久間くんが俺の車を知らないわけないからそれは成り立たない。
何度も助手席に乗せて一緒に出掛けたなって、どうでもいいことまで思い出す。
「よぉ、蓮。お疲れ」
「……お疲れ様」
「何だよ、それだけかよ」
そう言って笑う佐久間くんの顔も少し硬い。きっと無理してるんだろう。
どうしよう。このまま用事があるってさっさと行くべきかな。
この後仕事が…はスケジュールを共有管理してるからすぐバレる。
自分の行動を決めかねていると、佐久間くんが口を開いた。
「蓮、お前さ。俺と会話する気もないのかよ」
「そ…んなこと、ないけど…」
「どこがだよ。楽屋でも一定の距離空けてるし、俺が近付こうとすると逃げるし。今だって、どうやってここから消えるかしか考えてないだろ」
そう指摘されて思わず黙り込む。沈黙は肯定と一緒だ。
軽くため息を吐いた佐久間くんが、じっと俺を見上げてきた。真顔の佐久間くんは、造形が綺麗な分迫力があって少し怖く見える。
「何で俺、こんなにお前に避けられなきゃいけないわけ? 俺、何かしたか?」
「…佐久間くんのせいじゃない」
「俺のせいじゃないなら、お前に避けられることに納得いく説明しろよ」
昔、佐久間くん達がJr.をまとめる立場だった時みたいな詰め方してくるな。
そんな場合じゃないけど、少し懐かしくなる。
あの頃はただ純粋に、佐久間くんに憧れという名の恋をしてた。いつの間にこんなどろどろした欲に塗れた恋になってしまったんだろう。
「……佐久間くんだって、もう俺とあんなことになりたくないでしょ」
「あんなことって何だよ。あの時俺、お互い様だって言ったよな。気にすんなって。何でお前が一方的に悪いみたいになってんだよ」
「俺が原因なのは、明らかだから…」
俺の答えに佐久間くんが苛立ってくるのが分かる。
分かってるけど、どうしようもない。
「それが分かんねぇ。どっちもベロベロに酔ってたんだし、どういうやり取りでああなったかなんて分かんねーじゃん」
「分かるよ。絶対に俺。それ以外考えられない」
「だからっ! それが何でだって聞いてるんだろっ!?」
「…俺が佐久間くんのこと好きだからだよっ!!」
「え……」
佐久間くんの動きがぴたりと止まる。大きな目が更に大きく見開かれて、俺を食い入るように見つめてきた。
その目に嫌悪の色が浮かぶ前に、全部終わらせよう。
メンバーとしての距離も保てなくなるかもしれないけど、もうこれ以上は無理だ。
もう、佐久間くんに拒絶されて全部終わりにしたい。
「ずっと、ずっと好きだった…だから泥酔して抑えが効かなくなって、俺が佐久間くんを襲ったんだよ。それしか考えらないでしょう」
「え…いつ、から…?」
「知らない。ずっと前から…気付いたら好きだった。ごめんね…」
「何で、謝るんだよ…」
「こんなことになって、申し訳ないから。だからもう、佐久間くんは俺に構わない方がいいよ…メンバーの振りして自分のことそんな目で見てたなんて、気持ち悪いでしょ」
自嘲するように小さく笑うと、佐久間くんの表情が微かに歪む。まるで、佐久間くんの方が傷付いたみたいな顔するね。
いや、実際に、信頼してたはずのメンバーにこんな告白をされて傷付いてるのかも。
可哀想な佐久間くん。こんな後輩でごめんね。