TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

🎹『ねえねえとーやくん!』

まるで太陽のような笑顔でこちらに笑いかける少女、天馬咲希

彼女は俺の幼馴染で、恩人だ

彼女に抱いたこの気持ちはきっと、尊敬とか、感謝とか、そんな単純な物ではない

愛おしくて、狂おしく好きで、大嫌いで、憎くて、神のような尊い存在で

俺の好きな人だ

俺が誰よりも幸せにできる自信があるし、誰よりも愛している自信がある

愛している

だからこそ、貴方へのこの気持ちを

🎹『アタシ好きな人がいるんだ!』

隠してしまったのかもしれない


ピピピッ

枕元でアラームが鳴る

それを止め、ベッドから重い体を起こす

…夢なんて、久しぶりに見た

幼い頃の記憶

心の奥底に、感情を押し込み蓋をした、あの日の記憶

懐かしいな

朝食を済ませ身支度をし、家を出た

今日は練習が休みだから

久しぶりに咲希さんと司先輩と遊べる日だ


🌟「おぉ、冬弥じゃないか!おはよう!」

天馬司先輩

幼馴染で、恩人で、咲希さんのお兄さんだ

☕️「司先輩、おはようございます。今日、放課後16時40分ごろ、校門のところで待ってますね」

🌟「あぁ、そのまま咲希とは駅で集合することになっているぞ」

☕️「わかりました、ではまた」

🌟「あぁ、またなあとでな!」

小さく手を振り、俺は自分の教室に向かった


ガララッ

教室の扉を開け、自分の席につく

🎀「あ、冬弥くんおはよ〜!」

クラスメイトの暁山だ

いつもは午後からか欠席なのに、珍しい

☕️「あぁ、おはよう。珍しいな、朝からいるなんて」

🎀「実は出席日数がちょっとピンチで…」

あはは、と笑いながら言っているが、笑い事ではない

☕️「進学できないかもしれないぞ」

🎀「だーいじょーぶ!ボクはボクで考えてるんだからさ笑」

☕️「ならいいが…」

時計に目をやると、もうすぐホームルームが始まる

俺は急いで鞄を片付け、席についた

「起立、気をつけ、礼」

『おはようございます』


☕️「…ふぅ」

2限目まで終わり、休み時間に入る

最近は少し疲れていて、授業にあまり身が入らない

それに、咲希さんのことが気になって…

🎀「冬弥くん!」

☕️「うわっ」

急に声をかけられたから驚いた

🎀「ねね、ちょっと聞きたいことあるんだけどさ〜」

暁山はニヤニヤしながら俺に聞いた

🎀「もしかして、好きな人いたりする?」

☕️「えっ」

🎀「えっ?ほんとにあたっちゃった?」

☕️「え、あ…あぁ」

その瞬間、暁山は目を輝かせて俺に言った

🎀「だれ!?」

暁山は恋バナ?と言うものに興味があったのか?

よくわからないが、暁山なら別に、からかわないだろうし口も一応硬いらしいから、言っても大丈夫だろう

☕️「誰にも言わないなら」

🎀「言わない!絶対!」

☕️「…咲希さんだ。天馬咲希さん」

🎀「えぇ〜!咲希ちゃん!?」

☕️「あ、暁山、声が」

🎀「あぁ、ごめんごめん」

幸い、教室が全体的に騒がしかったから特に聞こえなかったようだ

☕️「咲希さんと関わりがあるのか?」

🎀「うん!一回バイトでね〜」

まぁなにはともあれ、と言いながら、暁山は椅子に座る俺の目線に合わせてしゃがんだ

🎀「がんばれ!応援してる!」


放課後

🌟「では行くか!」

☕️「はい」

司先輩と駅に向かう

咲希さんと会えることを楽しみに


駅まで着くと、咲希さんを探す

駅前にいる、金髪の巻き髪ツインテール

毛先が少しピンクがかっていて可愛らしい

まるで太陽のような笑顔を向けて、咲希さんは笑った

🎹「お兄ちゃん!冬弥くん!」

☕️「咲希さん、お久しぶりです」

貴方の右手に触れるまで

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

1

ユーザー

新シリーズです 今回も読んでいただけると嬉しいです 初ユニット外カプ!楽しくやらせていただきます♪

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚