薄暗い部屋、月明かりだけがカーテンの隙間から漏れている。
お互いの存在を確かめ合うように、優しく何度も触れ合う唇。その度に、気分が熱く高まっていく。
鼻先が軽くぶつかり、そのくすぐったさにキュッと結んだ唇が緩むと、大和さんの熱く柔らかな舌が口内に滑り込んでくる。
「ふっ……んぅ……」
舌が絡み鼻にかかった甘い声が漏れ、頰を大和さんの指先がかすめると、身体が跳ねてしまう。
身をよじるとベッドがギシッと軋み、シーツの擦れる音が、とろけそうになった思考を現実に引き戻す。そして、頰に触れる男らしい大きな手が、大和さんとこれから深い関係になることを私に再認識させる。
私の緊張をほぐすように、長い時間触れ合っていた唇が離れ、その代わりに私の額に、大和さんの額がくっ付けられる。ギュッと閉じていた目をゆっくり開くと、至近距離で見つめる優しい視線に気が付く。
「雫」
「……な、に?」
「こ********
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