こんにちは、けるもです。
早速ですが始めます!
本編どーぞ!
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大学4年の冬。
就活やら何やらで皆がピリピリしているなか、
行く先の決まっている俺は、大学付属の図書館で静かに読書中だった。
…少なくとも、奴が来るまでは。
自動ドアの開く音がしだんだんと近づく足音。
やがて俺の視界に入ってくると(図書館の中にしては)大きい声で言った。
「よぉ、陽朔音」
「…ここ、図書館なんだよね(圧)」
静かに圧をかけてみる?
「悪り悪り」
悪いと思っていなさそうな声で奴…透星は言った。
「帰ろーぜ」
「ん。」
氷雨透星は、幼稚園からずっと一緒にいる
俺の幼馴染だ。
クラスが別だったことすらないこいつとの 関係は、少し恐怖心を煽る。
なぜ、こんなに同じなのですか、神様。
まぁ、透星を嫌いなわけでも、仲が悪いわけでもない、むしろ、常日頃から共に行動している、心のうちも話せる旧友なのだが。
「いーな、陽朔音は。もう決まってんだろ
就職先。」
「…そーだね」
俺はいいと思わないんだけどな。
就きたくもない。
俺はまた暗い世界の奥に一歩進んだ。
足元が見えないほどの暗い沼へ。
コメント
7件
ひさめ!!!大好きYouTubeにもいるからびっくり!!!
お久! 続きをくれぇ