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私の名前はひなた。昔、小学校の近くにあったプールで変な母子にからまれ、無理やり裸の写真を撮られたことがある。すごく嫌だった……はずなのに、11年くらい生きた中で一番興奮した。それ以来、またお外で裸になりたいって思うようになっちゃった。そしてこの間お医者さんごっこして以来、親戚の子たちと遊ぶのが最近の私のブーム。今日は何して遊ぼうかな。

「こんにちは」

「あ! おばさん!」

親戚のおばさんだ。おばさんが来たということは、今日も遊びあの子たちと遊べるってことだ。

「悪いわね、いつも面倒見てもらって」

「いいえ、私もこの子たちと遊ぶの、楽しいんで」

「そう。うちの子もひなたちゃんになついているのよ。ありがとね」

さて、このあとどこに遊びに行こうか。うーん、とりあえず公園に行こうかな。

「ねえ、どこ行く?」

「公園に行こっか」

「うん、いいよ!」

私は手を引かれるままについていく。目的地に向かう途中、フェンスの穴を見つけ、ふと立ち止まる。ここら辺はほとんど人が通らない。いけるかも……。

画像 「どうしたの? 早く行こうよ」

「ね、この穴、通り抜けない? ここを通ると、近道だよ」

「えぇ!? でも危なくない?」

「大丈夫だって。ほら、私が通ってみるね」

そう言って私は頭を突っ込んでみた。穴はちょっと狭い。けど、これも計算のうちだ。まず上半身が通るかどうかやってみる。すると頭だけならギリギリ通ることができた。次に下半身を通そうと試みる。腰まで通ったところで一度引っ張られる感覚があった。きっと服が引っかかってしまったのだ。よし、いいぞ!

「ああ、ひっかかっちゃった。やっぱ無理かも。戻るね」

服がひっかかったまま後ろに下がった。そして私はワンピースだ。だから、服が固定されて、するすると下がっていき、お尻が見えてしまった。さすがに今日はショーツを穿いている。けど、服は胸までまくれ上がってしまった。これでほぼ裸だ。恥ずかしいけど、すごい開放感がある。

「あれ? ひっかかっちゃって、抜け出せないかも……」

もちろんこれは演技だ。親戚の子たちに、たっぷり裸を見せてあげよう。そう思いながら、お尻を見せつけるように、ゆっくり動いてみせる。

「大丈夫?」

親戚の子たちが近づいてきた。そして私の横に立つ。ああ、見られてる。今、私裸を見られてる!そう思うだけでドキドキしてきた。

「う~ん、だめみたい」

私はさらに動く。お尻を突き出し、脚を開く。そうすることで、より裸を見せることができるからだ。ほんとはショーツも脱いでしまいたいけど、さすがにこの状況でそれはおかしいから、我慢しなきゃ。

「どうしよう。困ったなぁ」

「ひなたちゃん、僕たち、助けを呼んでくるね!」

「えっ、ちょ、ちょっと」

それはまずい。誰が来るか分んないから……ってもう行っちゃった。まっ、いっか、抜け出せないってのは演技だし、戻って来る前に抜け出せたよって言えば……あ、あれ? やばい、ほんとに服がひっかかってる!ど、どうしよう。このままじゃ……そうだ、せめて服だけでも元に戻そう……ってダメだ、動かない! やばい、裸みたいなかっこうしているところに誰か来ちゃったら……。

「ひなたちゃん、助けを連れてきたよ!」

「ねえ、大丈夫?」

やばい! 小学生たちだ。

「あ、あの、私、動けなくて」

「大変だ! みんな来て!」

あっという間に大勢の小学生に囲まれてしまう。

「大丈夫?」

「うん、たぶん。でも服が引っかかっちゃって」

「待ってて、いま、手伝ってあげるよ!」

「えっ、ちょっと、まって」

小学生たちは私の身体を掴むと、無理やり服を脱がそうとする。私は抵抗するが、多勢に無勢だ。あっさりワンピースを脱がされてしまった。私はパンツ一丁で尻もちをついた。恥かしい、けど、同じくらいの年ごろの男の子や女の子に、私の裸を見られて、興奮してきた……。

女の子たちは、ショーツ一枚の私を見てくすくす笑っている。

「裸のままだと、かわいそうだよー」

「早く、服もとってあげなよ」

「それが、フェンスにひっかかってて、なかなか取れないんだ」

私の服を引っ張っていた子が言った。やった、これでもうちょっと裸でいられる。私はわざと、胸も隠さず、そのままぼんやり座っていた。服を取ってくれようとしている以外の子は、男の子は私をちらちら見て、女の子は私を見ながらにやにやしつつ何かささやきあっていた。

「あの子すごいね。おっぱい丸見えだよ」

「ね。私ならあんなことできないよ」

「ちょっと、かわいそうでしょ。そんなこと言ったら」

「だってさー」

私は胸を丸だしにしながら、ぼーっとしていた。男の子は目を大きくして、こっちを見ている。目が合うと、慌ててそらした。かわいい……。私は、この子たちに裸を見せたくて、ずっと裸のままでいた。

「ちょっと、男子! 見すぎだよ」

「ごめん……」

男の子が謝る。私は別に員だけどね。むしろ、もっとじっくり見られたいなぁ。

「よし! 取れたぞ」

「わーい!」

やっと服が取れた! これで服着れる。ああ、でも残念だな。もう少し裸でいるつもりだったのに。

「じゃあ、服も取ったことだし、帰ろうか」

「お姉ちゃん、公園は?」

「あ、そうだった」

そういえば、公園に行く途中だっけ。すっかり忘れていた。

「お兄さんとお姉さんたちも一緒に遊ぼうよ」

親戚の子が助けてくれた小学生の子たちに声をかけた。

「うん、いいよ」

結局その子たちと合流して遊ぶことになった。一緒に遊んでいるとき、男の子たちはときどきちらちら私の方を見た。きっとさっき見た私の裸を思い出しているんだ。ううん、こういうのも、いいかも。夕方になり、みんなと別れて、親戚の子たちと帰った。今日は新しい楽しみ方を見つけたかも。今度いろいろ試してみよっと。

ひなた の小さな冒険

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