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健太は余り政治に関心はない。よくわからないためである。
二人組が何やら小難しい話をしている。
一方はマルクスの資本論こそ素晴らしいと言い張っている。
「今の日本こそ!この社会主義革命が必要である!!」
「いや、そんなの経済が進まない、やはり資本主義がいいのだ。」
「よく考えろ!平等を唱えたのは1791年!フランス革命のフランス人権宣言だ!
なのに見よ!もう2、3世紀経っているって言うのになぜこんなにも貧富の差があるのだ!
それもこれも高度経済成長期やらバブル期で金を貯めたジジイどもや政治家野郎や資本家が金を溜め込んでこんな貧困たちには金を配ろうともせんのだ!」
フランスの人権の平等と経済の平等は果たして同じなのだろうか。
「だがな!ソ連はその社会主義で崩壊したんだぜ?それで結論は出るだろう。」
「それはソ連の連中が成長を怠け、ウォッカばっか飲んでたからだ!日本は神の国だ!到底そんな事ならん!」
これはちと、差別的である。この男は時折差別的発言をする。自ら平等を唱えているのにも関わらず。
すると、隣の席の客がそいつらに向かって話し始めた。
「私は革命を起こす方が良いと思います!今の自民党や野党の政治はなっとらん!」
何やらこいつも過激派である。
「日米安全保障条約なんて不平です!あいつら鬼畜米人は
日本を開国前の江戸っ子だと思っているんです!」
話題は外交に移った。
「そもそも我々日本がロシア、中国と仲が悪いのはアメリカがいるからじゃないですか!」
彼は一人で喋っている。
「アメリカさえいなかったら日本は中国だろうが北朝鮮だろうが自由に外交だってできます!」
「だがね、君、我々の安全保障はそうなるかね?」
資本主義派の一人が聞いた。
「まず誰かに守られるだけじゃだめです!自分で防衛しなきゃ!」
ますます過激派の声が増す。
「自衛隊を国軍にし、日本の資本家どもの財産を取り上げ、
国の資金にし、日本をもう一度大国へしてやりましょう!」
3人は肩を組み、二次会へ足を運んでいった。
今の日本にあのような若者は何人いるだろうか、日本に革命は起こるのだろうか。