今から約46億年前この星が産声をあげた。
その名は後に地球と名付けられる。
私たちが過ごしているこの星がそう地球だ。
これから作られていく物語は地球であって地球ではないお話。 遠い遠い次元の平行世界のお話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2001年7月7日午後8時29分
「なるほどぉそんなことがあったんだぁ、でも一つだけ気になるってるんだけど連続殺人事件の人が人質になったって言ってたけどどうなったの?」
「…ん?あぁ響姫お姉ちゃんが犯人を逮捕、繋義おっちゃんが連続殺人事件を見た人を保護たよ。ほらもうこんな時間だ、勇騎良い子はさっさと寝るんだ。」賭輝の表情が少し曇った。
「はーい。おやすみなさーい 」P.P.は目を閉じて言う。
「寝たか…おやすみ勇騎」と曇った表情を変え、微笑んだ。
食器を洗っているオーシェンの下へ行く間に賭輝に一つの疑念が過りまた表情を曇らせた。
「そう。確かに銀行強盗の犯人は逮捕、そして目撃者である人質も保護した、が人質は犯人に瀕死の状態にされあれから7年間今も尚病院で意識不明の植物状態、犯人は強盗未遂、人質への暴行、恐喝の件で今は務所の中だ。
が連続殺人事件との関係性は証拠不十分、これに関しては今もずっと黙秘…残念だがほぼ未解決事件の迷宮入り扱いとなってやがる。」と心の奥で呟いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
同日8時45分
「オーシェン。勇騎、寝たわぁ」と呟く。
「あらそう?明日はわたしが寝かしつける番ね。食器の片付けお願いよー」と微笑む。
二人の他愛もない会話が続いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2001年7月8日午前7時30分
「いってきまーーーーす!!」P.P.の元気な声が玄関から家全体に響き渡る。
「いってらっしゃーい」と負けじとオーシェンも声をかけるが、訳もなく駆け走って行ったP.P.には聞こえるはずもなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『命之・planet・勇騎』現在小学2年生この物語の主人公の一人でゆうきを英語にするとPluckのためみんなからはP.P.と呼ばれている。
この少年には、この少年すら知らない秘密がある。
それは…今から約2年前の3月…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1999年3月3日
主人公当時4歳
P.P.とそのクラスメート、他の学年のお友達数人を巻き込んでいつものように、いつもの幼稚園の園庭でいつもの鬼ごっこをしていた。
目的は先を越されないように…もちろんみんなガキ、P.P.含めみんなそんなつもりはないのだが、この命之天鋼はこう考えています。
だって!?こいつらまだまだガキのクセにぃもう一丁前に恋とかしてるんじゃぞ。ワシはっおっと、ゴホン、私は足が速くなるみんなに先を越されないように、鬼ごっこに参加しその中で自分が足を速くする。こう喰らい合ってしのぎを削って居たのだと思う。足が速い男の子はモテるからね。さっき恋を話に出したが、教えよう。この幼稚園に起きている戦争を。
P.P.の代の園児が全員一人の子を好きになってしまった。要するにP.P.の幼馴染みは、友達でありライバルであった。
「おっりゃーーーー待てぇー」
「おーいP.P.こっちまでこいよーーー」
「とっりゃぁーーーー」
「やべっ。はいバリヤー」
「バリヤじゃありませんバリアですーーー。鬼こーたい」
「くっそーぉぉ。これって…」
「もちろんタッチ返しなしやで」
「くっそぉーーーー」
「わーーー僕が鬼やでーーーーーP.P.~」
「うっわマジかよぉ。じゃぁバリアー」
「残念ー。本当の鬼は僕じゃないでぇ、だからそのバリア無効」
「はぁ!?」
「はい。タッチ。俺が鬼でした~」
「残念やったなP.P.僕たち同盟組んでてーん。からの1ヤメッピ」
「2ヤメッピ」
「くっそずっるぅ。そんなんありかよぉ。他のやつはぁっと、えっ!?全員もうやめてる!?くっそぉ今回は俺の敗けかぁ」
こうして幼稚園児の普通の鬼ごっこは終わった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P.P.はとても暇だった。好奇心に飢えていた。
そこで思い出してしまった。
幼稚園の裏にある謎の石碑を
石碑を思い出したとたんにP.P.は自分の好奇心を抑えることができなかった。
しかし、石碑にたどり着くにはフェンスで囲まれていて一ヵ所しかない南京錠付きのゲートを通るしかなかった。その時、P.P.は思った。南京錠…あいつの出番だと!!
「おーい!!卍、卍居るぅ?」と満面の笑みで卍を呼ぶ。
「んー?なぁ~にぃ?」卍が姿を現した。少し嬉しそうだった。
「いいからついてきて!!頼みたいことがあるんだ。」
「P.P.わかったよぉ」P.P.に急かされすぐさま後を追う。
「ここだ」石碑のゲートの真ん前で言う。
「ここの鍵を開けたい」卍に問う。
「わかった。やってみるよぉ」
そう、この男。貝嶋卍学年に一人はいる色んな鍵を持っている子だ。だが、解せないのが本当にどんな南京錠も開けてしまうこと。南京錠専門のピッキングなのか、はたまた本当に鍵を持っているのか、まだこの時代ではわからない。
「開いたよ」卍がそう言ってP.P.の方へ振り向く。
すると先生がこっちをみている気がして卍は怒られないよう、園庭へ逃げていってしまった。
ゲートの前で取り残されたP.P.は石碑の前へ足を踏み入れる。
しかし、P.P.は石碑よりも先に気になった物がその前にあった。
石碑の下に不思議な石が落ちていたのだ。
その石はどこか不恰好な形で凹凸がたくさんある石なのだが、金属光沢のようなものが良くみえる。それに丸い綺麗な石が一つその不恰好な石に埋め込まれていた。
P.P.は思う。「なんて綺麗な石なんだ」とそして、もう一つ思う。「あの子にあげたら喜んでくれるかな」と。
そうしてP.P.はその石に触れた。触れた瞬間石から突然、さっきの金属光沢のような光とは別の圧倒的なパワーを持っていそうなまばゆい光りに包まれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから数分後、ゲートの前で目を覚ますP.P.。どうやら気を失っていたようだ。
「あれ?ここどこだっけ?鬼ごっこ負けちゃったなぁ」
そう石碑の出来事から目を覚ました時既に、鬼ごっこ終了後からの記憶がなくなっていた。
後に卍を通して先生にP.P.の様子がおかしいことに気がつく。
記憶を失くしてしまったことに気づいたようだ。
もちろん卍は開けては行けない場所を開けてしまったため先生に怒られてしまった。しかしP.P.が中に入ったかどうか見ていなかった。
結局はもし石碑が原因で記憶を失くしてしまったとしても大人が信じるはずがなかっため、謎の一時的な記憶喪失として幕を閉じた。光に包まれ記憶を失くしてしまったことから、石碑の内容をしるものはいない。
唯一わかっているのは、この出来事が後にP.P.を想像を絶する冒険へと導くこととなる。
To be continue.
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!