ジェヘナ/Wotaku
曲パロ
宵崎奏
なぁ元気?調子はどうだい?
奏「お父さん、調子はどう?」
奏パパ「……………」
奏「あ…今日も、話せないな…」
あぁ もうね そういうの辞めたんだ
奏「こんにちは」
奏パパ「あ、こんにちは。誰かのお見舞いですか?」
奏「…はい。そうなんです」
うん なんか もう回復の見込みは無いそうなんだ
奏「…やっぱり、治らない、よね」
看護師「奏ちゃん…」
何も聞かないでくれ
まふゆ「おかえり、奏。どうだった?」
奏「ごめん、ちょっと1人にさせてもらってもいいかな?」
まふゆ「……分かった」
後悔
奏「あの時…私が曲を作れていなかったら…!どうして、私は…ッ!!もう…どうすればいいの…?」
値踏み
[今回も奏がアレンジした所だけ評価された]
奏「あ…ッ」
談笑会
奏パパ「やっぱり、奏はすごい才能を持っているんだね」
奏(幼)「えっへへ!あのね?将来、お父さんみたいにい〜っぱい曲を作るんだ〜!」
介護
奏「…お父さんの服です。どうぞ」
看護師「ありがとう。奏ちゃん」
奏「いえ。では…お父さんのこと、よろしくお願いします」
悦
コメント[やっぱりニーゴの曲がいい。ニーゴの曲は闇から救ってくれる]
奏「…嬉しい、な」
共有もサレンダーだ
まふゆ「奏のお父さん、元気だった?」
奏「…元気だった、よ…」
はい そうです 正真正銘 僕のせいだった
奏「私が、お父さんから音楽を奪った。私のせい…だ」
よくある話
奏「私のせい、私のせいってどのくらい言ったっけ」
単純明快をモノにしたくて
奏「…うん。このアイディアで曲作れそう」(誰でも救える曲を作らなきゃ…)
斯くあるべきという理想を殺して
奏「私は音楽なんかやらなかったらお父さんは………ううん。もう、いい。曲を作るんだ。誰でも救える曲を」
もう散々だって逃げる勇気も無い
奏「もう、作り続けられない…でも…作らなきゃ」
はやく もっと 堕ちて
奏(中学)「✗にたい…早く…消え、たい…」
「生きていたいよ」
『奏パパ「これからも、奏の音楽を作り続けるんだよ」』
奏「…うん、お父さん。作るよ。誰かを救える曲を」
毎夜 喉を塞ぐ透明の概要
絵名〘そういえば、奏って消えたいのにずっと生きてるよね〙
奏「…そうだね。消えたいけど消えられないから」
肺を蝕む実在も
奏「はぁ…はぁ…」
まふゆ「奏、今日は休んで。じゃないと曲は作らないで」
奏「う…わ、分かった…」
理不尽も 孤独も 恨まなくていい
奏「…どうして、私に音楽の才能があるんだろう…お父さんにあれば良かったのに」
それら全て意味は無いんだ
奏「…音楽の才能がなくても、曲は作りそうかも…ならいい、かな…」
僕らは生きるしかないんだ
奏「私は、誰かを救える曲を作りたい。みんなも…良いかな」
瑞希&絵名&まふゆ〘もちろん〙
「生きていたいよ」
奏「誰かを救える曲を作る。それまで、消えられない」
なんでか分からないけど
奏「…生きないとね」
「生きていたいよ」
奏「カーネーション、オルゴール…全部、私の宝物なんだね。お母さん」
DNAという聖書
奏「…久しぶり、お母さん。元気だった?お母さんの大好きだったオルゴール、久々に聞いてみたんだ。やっぱり、私も好きだった。私が、救えるといいな」
本能も恐怖も恨まなくていい
ニゴミク「奏は、救いたいんだよね。怖いって思わないの?」
奏「怖い?…思わないかな。それが私の使命だと思うから」
どうせ何も変わらないんだ
奏「怖いって思っても、どの道作らないといけないしね」
「生きていたいよ」
奏「お父さんが元気になるまで、私は生きていたい」
なんの希望も無いけど
奏「今日も変わりはないね。お父さん…」
「生きていたいよ」
奏パパ「奏はすごい才能を持っていて、その才能が私を活かしてくれているんだと思うんです」
奏「…そうなんですね」
本能は赤く脈打つの
奏「作って、作って。救う。絶対に」
「生きていたいよ」
奏「生きよう。まふゆ」
「生きてたくないよ」
奏(中学)「…消えたい」
本当に残念だけど
『奏パパ「これからも、奏の音楽を作り続けるんだよ」』
奏(中学)「…お父さん…」
僕らは生きるしかないんだ
奏「絶対に救うからね。まふゆ」
まふゆ「…じゃあ、その日まで生きてるね」
騙してごめんよ
奏「消えたいって言ってごめんね。お父さん」
言えなくてごめんよ
奏「お父さん、もう消えたいなんて言わないよ。安心してね」
そして本当に悲しいけれど
奏(中学)「お父さん…お父さん…ッ!」
苦しみだけが絆なんだ
奏「言い方が悪いと思うけど…お父さんが倒れなかったらみんなとは会えなかったかも知れない。だから…私と出会ってくれてありがとう。みんな、また_」
奏「25時ナイトコードで。」