「 いってらっしゃい 、████ッ ! 」
扉を 開けようと 、ドアノブを 握ろうと した時。先に 君が出てきて 扉を 開けたんだ 。
✿
まだ 夏の暑さが 残っている 秋のこと 。
「 君の 白い肌には 、赤い血は 目立ち過ぎた 。 」
画面に 映っている 探偵が そんな事を 言って 、警察に 犯人を 突き出した 場面 だった 。
私が 求めているのは どうして 此奴が 犯人だと わかったのか が 気になっていたのに 。
最悪だ 、これだから 録画していないと困る 。
次の 事件は なんだろうか 、と 考えながら 仕事用の 紙とペンを 取り出す 。よく見れば 、手は ペンだこが 出来ていた 。この仕事は 随分と 楽しい 、いくつもの道を用意して 、その道を ひとつの 終着点に 繋げて 。途中で 駒が 消えたりするが 、他にも たくさんの 駒がある 。ただ 、自分の体には 合わないのに 参加しようとしてくる 駒は よく分からない 。求人内容にも 書いてあるのに 。
そんなことを考えていたら 、チャイムが鳴った。客人とは 珍しい 。まだ 新しい求人も していないし … と 、頭を 切り替えながら 玄関へ向かった 。
玄関を 開けると そこには ボストンバッグを 手に提げた 一人の女性が 。はて 、此奴は 誰だろうか 。
「どなたで ?」
「消えてください 。」
コメント
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凄い唐突な「消えてください」で脳が破壊された 私こういうの好きよ!勿論続きはあるのよね?