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死ぬとはどういうことなのだろうか。
人が死ぬ日、死ぬ時間、どれもバラバラだ。
病気なのか、事故なのか、もしくは自殺なのか。
俺にはずっと分からないことだった。
どうすれば人は死ねるのか、
死んだらどこに行くのか。
最近やっとわかった。
それは誰にもわからないと。
死んだら声を出しても誰も気づいてなんかくれない。
文字にもかけない。
ただ分かるのは気配だけ。
それも全員が分かるわけではない。
じゃあ、どうすれば死んだ人の行方が分かるのか。
俺は気になってしょうがない。
気になるなら、死んでみたらいいのか。
そんなことも思う。
俺なんか、生きていても、死んでいても
変わらないだろう。
どっちにしろ、人に迷惑をかけるのには間違いない。
小学4年生の頃からずっと。
いやそれよりも前かもしれない。
死ぬ方法を考えてきた。
病気に自分からなれない。
だったら、事故にあうか、自殺か。
俺からすると自殺が一番やりやすいと思った。
自分を刺すか、首を絞めるか、溺死、餓死、落下死、、、
他にも色々ある。
それを考えていると、もういつ死んでも同じかなと思うようになった。
今はもう、この人生が辛いのか、楽しく生きれるはずの人生だったのか。
俺にはわからない。
わかろうとも思わない。
俺からしたらどうでもいい。
どうせいつか死ぬのだから。
現実に不老不死という人は存在しない。
もし存在するなら、今の世界が発達しすぎていると俺は思う。
不老不死とは簡単に言うと老人にもならないし、死にもしない。
そんな人だ。
俺は不老不死にはなりたくない。
どれだけ精神がぼろぼろでも、死ぬことはできないのだから。
もし精神がぼろぼろになると俺は死にたいと思う。
俺はもうすでに人生はいらないと思ってしまっている。
いつの日からだろうか。
学校がしんどくなったのは。
家がしんどくなったのは。
人生がしんどくなったのは。
いつの間にか進行していた。
俺の死にたいという気持ちは、たけのこが伸びるスピードよりも早く、心を潰しにかかっていた。
今日も俺は死にたいという気持ちとともにこの世界を生き、いつか滅びる、
俺の心を大事に過ごしている。