私は兵庫出身なので、関西弁ちょっと違うかもしれません。
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「今年の誕生日プレゼントは俺やで?」
軽い冗談のつもりやった。
めめの誕生日やし、ちょっと笑わせようと思っただけやのに——まさかこんなことになってまうなんて。
気づいた時には、ベッドに押し倒されて、いつの間にかめめに手際よくリボンで縛られとった。
「なぁめめ、冗談やから! 本気にせんといて!」
「だって康二がくれたプレゼントじゃん。ちゃんと大事にするよ?」
めめがいつもの低い声でさらっとそんなことを言う。
ただの誕生日パーティーやったのに、なんでこーなってまうんや。
「いや、プレゼントってそういう意味ちゃうで!? もっとこう、気持ちとか……物とか……」 「気持ちもちゃんと受け取るよ? だから……おとなしくしてて?」
冗談めかして微笑むめめの目が、いつもよりどこか鋭い。
やばい。 これ、ほんまにやばい。
「め、めめ、そろそろ解いてもらってもええかな?」
「ダメ。せっかくのプレゼント、じっくり楽しませて?」
そう言いながら、めめの指が俺の頬を撫でる。
その指先が妙に優しくて、余計に逃げ道を塞がれとる気がする。
「なぁ、ほんまに冗談やって! 俺ちゃんとプレゼント用意しとるから——」
「でも、俺もうもらっちゃったし?」
そう言って、リボンを少しきつく締める。
柔らかいはずのリボンが、今は妙に拘束具みたいに思えて仕方ない。
「めめ……なんでそんな楽しそうなん?」
「そりゃあ、康二がこんな可愛い状態で俺の前にいるんだもん。最高の誕生日プレゼントじゃない?」
冗談めいた口調なのに、瞳は冗談じゃないと語ってる。
「なぁ、ほんまに解いてくれへん?」
「うーん……どうしよっかなぁ。せっかくだし、もっと味わいたい気もするし……」
めめの指が俺の唇をなぞる。
その仕草がゆっくりで、ぞくりとするほど丁寧で。
ごくりと唾を飲み込む。
「めめ……ほんまに……」
「大丈夫、ちゃんとするから」
逃げれへんって、こんなに怖いんやなって、初めて知った夜だった——。
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