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瑠加君をナイフで切りつけた後、天音は動揺してへたりこんで震えた。瑠加君の意識はあるから、殺してはいない。傷口を押さえて、乱れた呼吸で誰かと通話を始めた。
「あ、ごめん。伝えていたホテルの部屋に来てくれる?」
切りつけられたのに、瑠加君は動揺していない。いつも冷静な人とはいえ、さすがに不気味だった。
「ナイフで切られた。──ははっ。生きているから大丈夫」
この人は、どうしてこの状況で笑っているのだろう。少しして、三〇歳くらいの、眼鏡をかけたスーツの男性が現れた。
「瑠加!」
「ああ、うん」
「だだだ大丈夫か!?」
「軽傷」
スーツの男性は、へたり込んでいる天音の腕を掴んで声を荒げた。
「警察に──」
「言わなくていいよ」
遮ったのは瑠加君だった。
「病院に──」
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