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#ハッピーエンド
90
「鏑木さん、用意完了しました。」
「そうか、ありがとう。朱莉付いてこい。」
「はい。」
「ねえねえ朱莉、私この弁慶組に悪魔みたいな何かがいると思うの。」
ミヤビが小さな声で話しかけて来た。
「悪魔みたいな何か?」
「うん。禍々しい何か。悪魔か死神か堕天使か分からないけど…そいつを簡単に言うと鳥みたいな。カラスに似ている感じ。」
「分かった、少し調査してみよう。」
「なんか言った?」
前を歩く、山都さんが言った。
「何も無いですよ。」
「そうか、朱莉の事はまだ知らないが、鏑木さん殺すってなら、問答無用で殺させてもらう。」
「分かってますよ。」
「朱莉よ、速く格闘技を見せてくれ。ドキドキして待ちきれんのだ!」
鏑木さんが、好奇心を抑えきれない子供のような、キラキラした目をしている。
「分かりましたよ。」
僕は、道場の真ん中に立っていた人形に向かって、いろいろな技をした。
突進技や投げ技を見せた。
「面白い面白い!始めて見る技じゃ!」
鏑木さんが、子供のようにはしゃいでいた。
「しかし、あの技が剣術にどう活かせるでしょうか?」
「そんなこと考えた事無いですね。ですが、言えることは罠に強制的に掛からせる事ができるということです。」
「罠に強制的か。確かに、使えそうですね。この技を使えば、鳥真組潰す事が出来るんじゃないですか?」
山都さんが、僕に聞いた。
「身に付ければ、戦力にはなると思います。しかし、この技を扱うには剣術より怪我のリスクが高くなるでしょう。」
「そうか、尚更気に入った。朱莉、わしが剣術を教えよう。お前の技術を合わせれば新しい流派が生まれるぞ…」
「良いのですか?お言葉ですが、鏑木さんは動く事がだんだん難しくなっていますが…」
「構わん、命失ってでも朱莉を育てたいんだ。」
「ありがとうございます!鏑木さん!」
僕は鏑木さんに頭を下げた。
「早速、剣術の基礎からじゃ!」
「はい!」
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