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皆様方々、ごきげんようどうやら、鳳仙くんの葛藤が合間見える物語に
なると思う。
異名者の待雪くんの立ち回りにも注目したい
ところだ。
それでは「羨望」はじまり、はじまり。
待雪は男の子の元へ歩み話しかけた。
待雪
「キミ、何をしてるの?
…………私と。話そ?」
男の子
「ぼくは……..誰もいない。」
待雪
「……?」
男の子
「話さないよ。」
知ってる。だから1度距離を見てみる…
待雪
「そう。それもいいね」
鳳仙
「え?」
鳳仙は混乱していた。
引いた?
諦めた?
いや多分、
待雪ちゃんには策があるのか!
待雪
「別に話さなくていい。
はい、コレ……アメちゃん。」
男の子はモジモジと躊躇っていた。
待雪
「子供は遠慮しない」
男の子
「…ありがとう。」
待雪
「ん」
しばらく、待雪は男の子と
砂場でお城を作る手伝いをしていた。
男の子はぶきっちょなりに頑張っていた。
逆に待雪は上手だったのだ。
男の子
「上手だね」
待雪
「村の子としてた」
男の子
「ガキじゃん」
待雪
「ガキでもいい。何かを全力で
出来る事は素晴らしいことだから。」
鳳仙
「…待雪ちゃん。」
男の子
「ふ〜ん。」
待雪
「あっ。そうだ
きみさ、指輪見なかった?
金のキラキラが着いてる指輪なんだけど。」
男の子
「………..」
(語り手 待雪)
これは中々、時間がかかるな。
男の子の手元….
それからポケット。
…….何度もポケットの中に手を入れてる。
何か隠してる動きだ。
大きさからして、そう大きくない。
………恐らく指輪だ。
男の子
「………..知ってるよ。」
待雪
「本当?!教えて欲しいな!」
テンション高くして誘導してみようか…..
男の子
「コレでしょ?」
ガサガサ。ガサガサ。
キラリと反射している
サイズもおそらく合ってる。
待雪
「そう!それだよ。」
(語り手 鳳仙)
あぁ。やっぱり上手いなぁ
私が男の子でも待雪ちゃんに心開きそうになる。
_____
主。
最近さ。
少しだけ、ほんの少しだけ昔を思い出すんです。
鴉さんが出てった日。
「鳳凰華」を置いて行った。
槐のおじちゃんは単独任務を遂行した。
待雪ちゃんも鴉さんを死守した。
竜胆さんも……..
606
38
世羅 鈴🎨🎤
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73
いや、ダメですよ
鳳仙。
まるで 私がめんどくさい女
みたいでじゃないですか。
はは。私ってめんどくさいなあ
待雪
「……」
男の子
「返してあげてもいいよ
…….その変わりに。お家に送って。」
待雪
「勿論。」どやぁ
男の子
「本当?!」
待雪
「ん。」
男の子
「やったー!」
待雪
「鳳仙…いこ?」
鳳仙
「はっ!….はい!」
男の子はどうやら。両親が仕事が忙しく
夜、寂しさを埋める為に公園を訪れていたと
話してくれた。
男の子
「金色はね?」
待雪
「うん」
男の子
「母さんが好きな色だったんだ」
鳳仙
「綺麗ですもんね!」
男の子
「お!分かる?!だよな!!」
鳳仙
「キラッキラ!」
鳳仙 男の子
「うぇーーい」ハイターッチ!
待雪
「ふふ」
男の子
「拾ってたらさ。思ったんだ。
忙しい母さんが喜んでくれるかな?って
思ってたんだ。」
鳳仙
「そっか」
男の子
「大人の人が沢山話かけてくれたんだ」
待雪
「だね。危ないからね。夜。」
男の子
「ごめんなさい。母さんと知らない人に
話しかけられても返さない。って
約束してたから…..」
待雪
「いいお母さん。」
男の子
「だろ!!」
待雪
「大事にしなよ。」
男の子
「任せろ!僕は強いからね!!」
待雪
「ふふ。頼りになるね」
鳳仙
「偉い偉い!」
男の子
「へへっ。あ!
コレ、返す!!持ち主いたんだね
母さんにプレゼント出来なかったのは残念だけど、ごめんなさいしたいな。」
鳳仙、待雪2人は笑みを浮かべた。
鳳仙
「分かりました!おばあちゃんに伝えます!」
待雪
「偉い。」
____________________
待雪
「…ねぇ。鳳仙」
鳳仙
「??」
待雪
「私ね____」
鳳仙
「私もね____」
2人
「似た者同士だね」
_______________
2人の笑い声と静かな足音だけが
帰路に反響した。
街灯のちりじりとした音が耳に突く。
そんな静かな夜道だった。
お互いの肩の距離が縮まり
歩く歩幅も気づいたら
合うようになってた。
そんな
ちいさな温もりを2人は感じた。
こうして2人は無事依頼を完了した。
翌朝、ばあちゃんかアジトを
来訪してくれていた。
鳳仙も待雪も学び得て更に
成長するだろう。
さて、
今回はこれにて物語を締めさせて頂こう
どうだったかな
一体何が「秘密」だったのか。
後に判明することだろう。
諸君達は「置いて行かれる焦燥感や焦り」は
体験した事があるだろうか?
胸が痛くなったり。多大なる不安を覚える。
鳳仙くんは、もしかしたらそんな
焦がれる思いなのかも知れないね。
おや?時間か。
さて、
次回「日常5」
諸君達に幸あれ。
コメント
1件
ムメイさん、第23話拝読しました。待雪くん、男の子への声かけが本当に優しくて、無理に話させようとせず、飴を渡して一緒に遊ぶスタイル、めちゃくちゃ好きです。彼女の“村の子としてた”って台詞から、ちゃんと地に足ついた経験があるんだなと伝わってきてキャラの厚みを感じました。そして終盤、鳳仙の“置き去りにされる焦燥感”が「羨望」というタイトルに繋がるんですね。静かな帰路で肩の距離が縮まるラスト、とても温かかったです。次回も楽しみにしています。