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害獣たちの自由時間!? 🐾✨
1.害獣たちだけの時間!?
「じゃ、また明日な!」
学校の終わり、宿り主たちはそれぞれの帰路についた。
——しかし。
その時、誰も気づいていなかった。
人間たちがいなくなると……害獣たちは、自由行動を始めるのだ!!
2.害獣たちのたまり場!?
「さて、今日も始めるか。」
ジグマ(フクロウ型の害獣)が、軽く羽を広げると、周りにぞろぞろと害獣たちが集まってきた。
「おお、今日はいつもより多いな。」
「学校終わったし、ちょっと遊びたくてさ!」
ナビス(狼型の害獣)が嬉しそうに尻尾を振る。
「自由時間だー!!」
ポン太(ぽっちゃりしたタヌキ型の害獣)が、勢いよく飛び跳ねると——。
バンッ!!
何かが崩れた音がした。
「……おい、ポン太、何壊した?」
「え? いや、直せるから大丈夫!!」
「いや、お前の修理、ボロボロになるだろ……。」
3.害獣たち、それぞれの過ごし方
🏃 ダッシュ(チーター型)
「よーし!! 今日はどれだけ速く走れるか試してみるぜ!!」
→ 校庭を猛ダッシュ! もはや見えないスピード!
🎭 エコー(スピーカー型の鳥)
「俺の新作モノマネを聞けぇぇ!!」
→ 先生の声を完コピして大爆笑をかっさらう。
🛠️ ポン太(タヌキ型)
「校門のガタガタを直してやるか!」
→ 結果:なんかもっとガタガタになる。
🌪️ ウィズ(雲ドラゴン型)
「今日の天気は……よし、明日は晴れだな!」
→ ヒゲがピリピリして天気を予測。みんなの傘準備を助ける。
🍭 スイート(リス型)
「苦い給食が全部チョコ味になったらいいのに〜♪」
→ 害獣たちに味覚変換でチョコパーティーを開催。
🕶️ シャドウ(影型)
「…………」
→ 何もしてないように見えるけど、たぶん何かやってる。
4.ジョーカーの影がちらつく……。
「ふふふ……。」
その時——。
「今日は随分と賑やかだな。」
害獣たちが振り向くと、そこには 黒い影のような害獣・ジョーカー がいた。
「……お前、何しに来た?」
ジグマが警戒する。
「いや、ただの見学さ。」
ジョーカーは、不気味な笑みを浮かべる。
「害獣の自由時間……なかなか興味深いね。」
「別に、俺たちは普通に過ごしてるだけだが?」
「そうかな?」
ジョーカーの赤い瞳が、じっとジグマを見つめる。
「——本当に、“ただの害獣”だと思っているのか?」
「……!」
ジグマが思わず口をつぐむ。
「まぁ、気にしないでくれ。」
ジョーカーは肩をすくめる。
「俺はただ、君たちがどうやって過ごしているのか……それが気になっただけさ。」
「……。」
その言葉を残し、ジョーカーは再び影の中に消えた。
5.そして、夜が更ける……。
「……さて、もうすぐ宿り主たちが帰ってくる頃か。」
ジグマが静かに羽を広げる。
「じゃあ、解散するか!」
「また明日なー!!」
害獣たちは、それぞれの宿り主の元へ戻っていく。
そして——何もなかったかのように、いつもの「宿り主の隣」に現れるのだった。
しかし、ジョーカーの言葉が、ジグマの心にわずかに引っかかっていた。
(……“ただの害獣”じゃない、か。)
その言葉の意味が明らかになるのは、まだ先の話——。