テラーノベル
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今回は特に特殊な設定はありません!
dom/subユニバースです!
(2人は契約済み)
夜の部屋。
リビングのソファで、NAは膝を抱えて本を読んでいた。
首元のチョーカーが、照明を受けて小さく光る。そこに埋め込まれたタグは、はっきりと「SHK」のサインを刻んでいる。
「……おい」
背後から声をかけられて、NAは本を閉じる。
「ん、SHK。おかえり」
「ただいま。お前、俺が帰るまで待ってたのか?」
頷いたNAの耳まで赤い。
SHKは苦笑して、彼の頭をくしゃりと撫でる。
「ちゃんといい子にしてたな。……俺のサブ」
「……っ、そう言うなよ」
「なんでだ? 事実だろ。俺のもんだって、タグが証明してる」
SHKは腰を屈め、NAの首元に唇を落とす。ちゅ、と軽く吸い付くだけで、NAは小さく震えて目を伏せる。
「……っ」
「ほら、かわいい顔する。俺がいないときでも、チョーカーを触って俺のこと思い出してたんだろ?」
「……ちょっとは、な」
「正直でよろしい」
腕を引かれ、そのままソファに抱き寄せられる。
SHKの指は優しく髪を梳きながら、低い声で囁く。
「お前は俺のものだ。……でも俺も、NAのDomでいることが心地いい。だからずっと側にいろ、NA」
NAは呆れたように笑って、小さく「うん」と答える。
ソファに抱き寄せられたまま、NAは少しもじもじと身を捩る。
SHKはそんな反応を見逃さず、低い声で囁いた。
「stop(動くな)」
ピタリと止まるNA。
SHKは喉の奥で笑うと、彼の顎を持ち上げ、唇を重ねた。ゆっくり、逃げ場を与えないキス。
「ん……っ」
「open(口を開けろ)」
命じられて、NAは従順に唇を開く。SHKの舌が絡み、息を奪われるたびに頬が熱くなっていく。
「んっ、ふぅ、むぅ……♡」
「……Good(いい子だ)。ちゃんと俺の言うこと聞けてる」
「……っ、恥ずかしい」
「恥ずかしいのは可愛い証拠だ。俺のサブらしく、もっと顔を見せろ」
頬を両手で包まれ、視線を絡め取られる。
逃げ場のない瞳の中で、NAは小さく震えながらも、逆らわずに見つめ返した。
「そうだ。……そのまま俺に従え」
SHKは彼の首元のチョーカーを指先でなぞり、唇をそっと押し当てる。
「このタグの通り、お前は俺のものだ。……だから俺の命令を聞くのが一番好きなんだろ?」
「say(言え)」
NAは最初は恥じらっていたが、だんだんSHKを蕩けた目で見つめ始めた
「うん、大好きぃ…♡」
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