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御子柴聖 十七歳
月下美人の呪いが進行し、心臓が焼けるように熱かったのに、美月先輩が赤札を使い木花咲耶姫の力を呼び出してくれたおかげだ。
化け物にされた花先輩の事を封じたのも、木花咲耶姫の能力の一つなのだろう。
攻撃系の能力ではなく、治癒に特化しているタイプもいて、まさに木花咲耶姫の力のをこの目で見たからこそタイプが見分けれた。
ドサッ。
何かが倒れる音が聞こえ、視線を向けると肩から血を流している美月先輩が地面に倒れ込む。
「美月君!?大丈夫ッスか!?」
「オサムさん、美月先輩の脈拍を確認して下さい」
「了解ッス!!!」
オサムさんはすぐに美月先輩の元に向かい、手首に触れて脈拍を確認してくれる。
「息はしてるッス!!!」
「良かったっ、雪女の相手はあたしに任せて下さい、オサムさんは美月先輩の事をお願いします」
「えっ!?だけど、聖さんさっき血を吐いてたじゃないですか!」
「あたしは大丈夫です、美月先輩が治療してくれたおかげで動けるようになりましたから」
そう言いながらゆっくり立ち上がり、目の前に立っている雪女を見ながら状況を整理していく。
正直、この状況は好ましくない。
美月先輩はダウンしてしまったし、オサムさんは戦力にはならないだろう。
それだったら、オサムさんには美月先輩の事を治療してもらいたいし、あたしの体力が持つ限りは雪女の相手をする。
結界師の事を片付けに行けない以上、ここで雪女の事を仕留めに行かないと。
万が一、雪女が美月先輩達の所に行って人質にされても厄介だ。
「シロとクロは二人を守って。あたしはもう大丈夫だから」
「「御意」」
シロとクロはあたしの命令を聞いてすぐに、オサムさんと美月先輩の前に立った。
「フッ、まさか小僧が神を召喚してくるとはなぁ?よっぽど、あの女の事が好きなのね」
「アンタ達が花先輩をあんな姿にしたんでしょ、関係ないみたいな顔しないでくれる?」
「疑いもせずに何でも口に入れる方が悪くない?いつでも警戒心を持ていれば、あんな事にはならなかっただ…」
パァァンッ!!!
雪女が言葉を言い終わる前に妖銃を構え、素早く引き金を引くと放たれた弾丸は雪女の頬を掠り、白い肌に赤い血液が伝う。
腰から下げているポーチの中から札を一枚取り出し、妖銃に貼り付けながら呪文を唱える。
「オンキリク・シェチリビタカナダ・ナサヤタンバヤ・ソワカ」
呪文を唱える終えると、ハンドガンの姿からマシンガンべの姿に変わり、弾丸もベルト給弾になった為、こまめに弾丸を装弾する必要がなくなった。
陰陽術には三種類あり、一つは滅術と言って名の通り妖怪を滅する時に使用する術で、二つ目は医療術、妖怪と戦った際に負った傷の治療を行う術、三つ目は強化術で妖銃や妖刀の武器を強化させれる事が出来る術がある。
カチャッ。
マシンガンの姿に変わった妖銃を構え、雪女に向かって引き金を引く。
ドドドドドドドドドッ!!!
一斉に放たれた弾丸は雪女の元に飛んでいき、雪女は瞬時に氷を生み出して氷の壁を作り出すが、強化術を施した妖銃の弾丸は壁を打ち壊す。
パリーンッ!!!
「っ!!?グハッ!!!」
ブシュッ、ブシュッ、ブシュッ!!!
壁を貫いた弾丸は雪女の体をも貫き、肩や足、腕を貫く度に体が揺れ、傷口から血飛沫が噴き上がり、雪女の足元に血溜まりが出来ている。
カチャッ。
雪女から距離を取り、片足の膝を地面につけてから妖銃を構え直し、雪女に向かって引き金を引く。
ドドドドドドドドドッ!!!
キィィンッ!!!
氷で作った刀で弾丸を弾き、傷口から紫色の煙が出ているのが見え、視界に入れた瞬間に心臓が痛み出す。
ズキンッ!!!
「っ…、八岐大蛇の血を飲んでたのねっ、雪女…。壱級の妖でも、これだけの弾丸を喰らえば手足が吹き飛ぶレベルなのに。傷の治りが速いのは、八岐大蛇の血を飲んでるからか」
「大蛇様は誰でも血をくれる訳ではないのよ、私の事を気に入ってくれたからくれたの。死ぬ寸前の所までは傷つけても、大蛇様は許してくれるわよね」
さっき負わせた傷の着物の下だから分からないけど、八岐大蛇の血の影響で回復してしまっているだろう。
動けなくさせてから滅しに行くしかないな、接近戦に持ち込むしかない。
「「…」」
雪女とあたしの間に沈黙が流れ、お互いどっちが先に動き出すのかを見計らっている。
タンッ!!!
あたし達は同時に走り出し、雪女は氷柱をあたしに向かって放ち、あたしは雪女に向かって引き金を引いた。
ドドドドドドドドドッ!!!
パリーンッ!!!
互いが放った弾丸と氷柱がぶつかり合い、撃ち砕かれた氷柱の小さな破片が舞う中、雪女は容赦なく氷の刀を振り下ろしてくる。
ブンッ、キィィンッ!!!
振り翳された刀を妖銃で受け止めると小さな火柱が上がり、雪女の腹に回し蹴りを入れて後方に蹴り飛ばす。
蹴られた衝撃で雪女の体が浮いた瞬間、銃口を雪女に向けて引き金を引くが、雪女は崩れた体勢のまま氷柱を放った。
ドドドドドドドドドッ!!!
ブシャッ!!!
雪女の肩に弾丸が貫き、あたしは左足の太ももに氷柱が突き刺さる。
氷柱が刺さった部分から血が溢れ出し、生温い血液が氷柱を伝って地面に垂れ落ち、体中が痛くてめまいがしてきた。
「聖さん!!!」
オサムさんの声が聞こえて来たような気がしたが、鼓動の音が大き過ぎてうまく聞き取れなから返事が出来ない。
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ!!!
何でこんなに心臓が速く動くのか分からない、恋をしている時にみたいに締め付けられる感覚もして、自分の心臓なのに自分のものじゃないみたいだ。
気持ちが悪い、誰かに無理矢理動かされているようなする。
背中が焼けるような熱の籠った痛みが再び起こり、視界が揺れ、倒れないように地面に手をつく。
「はぁっ、はぁっ…、こんな時にっ」
呪いが進行する度に体が動けなくなるのが厄介だ、目の前に敵がいるのに動けなくなってしまうから。
クッソッ、楓も蓮達も危険な状況なのにっ、今ここで動けなくなったら終わりだ。
雪女の興味があたしに向けられているうちはまだ良い、美月先輩達に向けられたら困る。
「苦しそうね?桜」
顎に冷たい感触がし、雪女が氷で作った刀であたしの顎を上げ、冷たい目をして見下ろした。
「「お嬢っ!!!」」
「お前等は邪魔だ、犬っころが」
パキパキパキッ!!!
オサムさんと美月先輩の側にいたシロとクロが走り出すが、雪女が二匹の前に氷の壁が立ち、あたしに近付けさせないようにする。
もう、体のどの部分が痛いのか分からなくなってきた。
これ以上の痛みを与えれば、意識がハッキリアウルかもしれない。
そう思い、あたしは太ももに刺さっている氷柱を自力で引っ張り、太ももに鋭い痛みが走る。
ズポッと音を立てながら氷柱が抜かれ、氷柱の先端に付いていた血液が頬に飛び、制服のリボンを解いて傷口に巻き付けた。
止血はとりあえずこれで良いとして、意識がしっかりと保てるようになり、地面に落とした妖銃を拾い上げる。
「随分と体調が悪そうに見えるけど、まだ動く気?桜。大人しく倒れていた方が良いんじゃない?」
「倒れる訳ないでしょ?楓の事を助けに行かないといけにないの。大人しく、あたしに殺されてくれない?雪女」
そう言って、妖銃を構えて雪女に銃口を向けた。
雪女の周りに次々と氷柱が形成され、どうやら大人しく殺されてはくれないみたいだ。
「嫌よ、アンタなんかに殺されてたまるものですか。本当に憎たらしい女ね、アンタ」
「じゃあ、無理矢理だけど殺させてもらうよ」
言葉を言い終えたと同時に引き金を引き、雪女に向かって銃弾を放つと、雪女は体勢を低くして刀を構えて走り出した時。
パリーンッ!!!
「「っ!?」」
何かが割れる音がし、上を見ると結界が破壊されているのが見え、結界内に鴉の大群が勢いよく飛んでくる。
「鴉の大群?何で、こんな所に?」
「お嬢!!!」
「蓮っ、雛先輩!?」
鴉の黒い羽根に囲まれた蓮と雛先輩の姿が見え、中にはお面をした鴉天狗の集団も居て、重傷を負っている隼人の事も連れてきてくれて、何がどうなっているのか分からなかった。
何で、蓮達と鴉天狗達が一緒に?どうやって、結界を破壊したのかと思考を巡らせていると、あたしと同じ歳くらいの男の子が目の前に降り立つ。
「無事か、桜」
男の子はそう言って着けていたお面を外し、あたしの事を見つめてくる。
真っ白な肌に透き通った鼻、完熟した苺のように真っ赤な瞳、男の子の顔を見ていると初めて会った気がしなかった。
何故だろう、あたしは目の前にいる鴉天狗の事を知っているような気がする。
あたしと目が合った鴉天狗は、一瞬だけ泣きそうな顔をして、懐かしいものを見るようない穏やかな視線に変わっていく。
「お嬢!!!」
「蓮っ、良かったっ…、無事だったんだ…」
早歩きで近付いて来た蓮に手を引かれ、力強く抱き締められる。
いつもの蓮と様子が違う、普段の蓮ならあたしの体に簡単に触れたりなんかしない。
触れる時はあたしに断りを入れてから触れて、壊れ物を扱うように優しく触れるのに、今は力強く抱き締められている。
従者としての彼はここにはいない、あたしの事を抱き締めているのは男の顔をした蓮だ。
こんな蓮をあたしは知らない、見た事もない、どうしたら良いのか分からない。
「良かった…、お嬢が八岐大蛇に連れて行かれてなくてっ、本当に良かった」
蓮の体が震えている、あたしが八岐大蛇に攫われているじゃないかと言う恐怖が、彼の中で恐怖として植え付けられている。
十年前の光景が蓮の中では呪いになっていて、あたしの事を失う事を恐れているの?
愛おしい、蓮の事が愛おしくて堪らない。
蓮があたしの事を恋愛感情で見ていなくても、従者として主であるあたしの事を大事に思ってくれているだけで良い。
あたしがここに居る事を確かめる為に、人の目も気にせずに抱き締めてくれている。
心臓がキュウッと締め付けれ、息をするのが苦しい、この感情は恋をしているからおきるものだって知っている。
「蓮も怪我をしてるけど、無事で良かったっ…」
そう言って蓮の背中に腕を回した時、雛先輩の咳払いが聞こえてきた。
「コホン。蓮兄ー、そろそろ離れてもらっても?そう言うのは、場所を考えてしてね?」
「「っ!!!」」
雛先輩言葉を聞いて、あたし達は顔を真っ赤にしながら離れる。
「ごっ、ごめんなさっ!!!ん?蓮兄って…?」
「お、お嬢、実は雛と美月は僕の影武者だったんです。話すと長くなるんですが…」
「えええ!?影武者って、美月先輩と雛先輩の二人が!?」
「え、えぇ…、お嬢と主従関係を結んだ後に、野々山家の道場に訪れた事がありまして…。情けない話なんですが、影武者の誓をした事を忘れてしまってまして…」
「蓮でも忘れちゃう時があるんだ…」
蓮から雛先輩達の関係を聞いていると、オサムさんの医療術を受けている美月先輩を見て、雛先輩が走り出す。
「美月!?どうしたの!!?」
「気を失ってるだけッスよ、雛さん」
オサムさんから状況を聞いて雛先輩は泣きそうな顔をし、優しく美月を抱き締めた。
花先輩の事を話さないといけないけど、今の雛先輩の状態で話す事は出来ないな。
美月先輩から直接、雛先輩に話してくれた方が良いんだけど…。
「蓮、隼人は大丈夫?」
「今は気を失っている状態なんですが、重症です。一応、医療術を施したんですが、完全には傷を塞げていないです」
「じゃあ、蓮達の所にも八岐大蛇の手下が来てたんだね。もしかして、蓮達を囲んでいた結界を解いたのは鴉天狗達?」
蓮と話しながら鴉天狗に視線を向けると、鴉天狗はすぐに答えてくれた。
「桜の命令で、コイツ等を助けたまでだ。到着が遅れたせ所為で、桜に怪我をさせてしまったな」
「怪我は足したものじゃないから、大丈夫だけど…。あたしの名前は桜じゃなくて、聖なんだけど…」
「今は聖なんだろ?俺の中では、聖じゃなく桜は桜だ」
「えっと…?」
鴉天狗に自分の名前を伝えても、桜って呼ぶ事を止めなさそうな止めなさそうだなぁ…。
そんな事を考えていると、蓮が耳打ちをしてくる。
「鴉天狗達は僕の事も紫乃って呼ぶんですよ」
「蓮の事を紫乃って呼ぶの?何でだろ」
「何で、鴉天狗が桜の味方をするのよ!?陰陽師に肩入れするなんて、おかしいわ!!!」
蓮と小声で話していると、雪女は鴉天狗を見ながら怒鳴りつけていた。
「アンタだって、私達と同じ妖怪でしょ!?人間嫌いだったくせに、何百年もその女の事を思ってたの!?」
「桜以外の人間に心を許していない、それは今も変わらない。俺達は桜だから側にいる、お前に考えを否定される筋合いはない」
「どいつもこいつも、桜ってうるさいわね!!!許せない、私はアンタを許さない!!!死ねぇええええ!!!」
鴉天狗の言葉を聞いた雪女は、あたし達に向かって氷柱を飛ばして来た時、鴉天狗が錫杖を地面に叩き付ける。
カンッ!!!
「逆転藩領」
鴉天狗が呪文を唱えると、あたし達の場所と雪女の場所が入れ替わり、雪女は自身が放った氷柱に降り注ぐ。
「あたし達の場所と雪女の場所が入れ替わった!?どう言う事?鴉天狗の技って事!?」
「なっ!!!?」
「外壁」
雪女の体に氷柱が突き刺さりそうになるが、床から岩の壁が現れて氷柱を破壊し、崩れた岩の壁の隙間から、大柄の男の人が雪女を抱き締めるのが見えた。
「だいだらぼっち!?アンタ、その傷は…?」
「お前の方が重症ダ、来るのが遅くなってすまな」
「貴方の方が傷だらけじゃない…」
男の人の傷だらけの体を見た雪女は、心配そうな顔をしながら男の人の頬に触れる。
ズキンッ!!!
さっきとは比べ物にならない強い痛みが背中から全身に響き、倒れそうになったあたしの体を蓮が抱き留めた。
「お嬢!!?どうしたんで…、背中が痛むんですか?そうなんですね、僕が側に居ます。お嬢の側を離れません」
蓮はあたしの事を抱き締めながら妖刀を握り、鴉天狗は錫杖を構えながら口を開く。
「紫乃、来るぞ」
「お嬢の様子を見たら分かるさ、八岐大蛇がすぐ近くにいる」
フワッと十年前と同じ甘い香りが鼻に通り、刀を構えた雛先輩が蓮の前に立ち、時空に歪みが出来ると紫色の階段の長い階段が降り立つ。
コツコツコツ。
階段を降りて来る足音が聞こえ、誰が降りてきているのか顔がハッキリ見えない。
「お前等、桜の事を死守しろ!!!絶対に、八岐大蛇に桜を近付けさせるな」
「「ハッ!!!」」
鴉天狗達はあたし達を守る様に前に立つと、真冬の風のように冷たい風が吹き視線を前に向ける。
黒い着物の袖から出ている腕と足、首に蛇の刺青が入って居て、顔はお面をしているせいで顔が見えない。
雪女とだいだらぼっちと呼ばれた男は、男の前で膝を付いていた。
間違いない、この男はあたしの右脚を奪って呪いを掛けた張本人で憎き妖怪だ。
「この状況の説明をしろ、結界が破られているのは何故だ?」
「す、すみません。鴉天狗達に大蛇様のけ、結果を破られてしまいました」
雪女の話を聞いた八岐大蛇は、鴉天狗達の方にゆっくり顔を向ける。
「鴉天狗共は、いつから人間の味方をするようになった?それも、桜の味方を」
「桜は俺達の事を愛してくれている、妖怪なのに側においてくれた。お前とは違ってな?」
「お前が桜の名前を口にするな、鴉!!!」
そう言って、八岐大蛇が鴉天狗達に向かって手を振り翳すと暴風が吹き荒れ、鴉天狗の手下達が吹き飛ばされる。
ブオォォォッ!!!
「「「グアアアアアアッ!!!」」」
「お前等も邪魔だ。雪女、だいだらぼっち」
八岐大蛇が二人の名前を呼ぶと、だいだらぼっちがあたしと蓮を引き剥がすように岩の壁作られてしまう。
ドゴォォンッ!!!
「お嬢!!!」
「蓮!!!」
「行かせなわよ、桜」
雪女はあたしが動けないように、左足を凍らせて動きを制限し、他の皆んなもだいだらぼっちが壁を作り近付けない状態だ。
八岐大蛇があたしの前で足を止め、グイッと指で顎を上げられた。
お面をしているからどんな表情しているのか分からないが、とてつもなく嫌悪感が湧いてくる。
「あぁ…。やっと、俺のモノになったね桜…。会いたかったよ」
気持ち悪い…、他人に顔を触られるのがこんなにも不快に思うなんて…。
恋心が籠った言葉を八岐大蛇の口から聞きたくない。
「こうして、目の前で会えたのは十年ぶりだね?あの頃と変わらず、君は美しい」
「さ、わらないでっ」
パシンッ!!!
あたしの顔に触れてくる八岐大蛇の頬を思いっきり叩き、頬を殴った衝撃でお面が取れた。
カランカランッ…。
「え…?」
八岐大蛇の顔を見て、言葉が出てこなかった。
自分の目を疑いたかった、この事実を信じたくなかった。
「う、嘘でしょ?何で、貴方が八岐大蛇として現れるの?」
ガタがガタガタッ!!!
ドゴォォンッ!!!
「おじょ…」
背後に立てられた岩の壁を鴉天狗と共に破壊し、あたしの名前を呼ぼうとしたが、蓮は目の前にいる八岐大蛇を見て驚愕する。
蓮の表情がどんどん怒りに満ちて行き、眉間に深い皺を寄せながら言葉を吐く。
「な、何で此処に居るんだよ…」
ガシャンッ。
蓮は八岐大蛇を顔を見て、思わず持っていた刀を落としてしまい、その場に居る皆んなが顔を見て驚いた。
だってその顔は…、あたし達は見覚えがあったから…。
「僕達の事を裏切ってたのかよ、兄貴!!!」
「桜との時間を邪魔しないでくれるかな?蓮…、いや紫乃」
そう言って、総司さんが蓮を睨み付けた。
コメント
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いやもう、第33話やばすぎた…!!😭💦 総司さんが八岐大蛇って、マジで信じたくない…「兄貴」って呼ばれてるシーンで蓮が刀落とすとことか、心臓ぎゅーってなった。。 あと、蓮が「お嬢を失うのが怖い」って震えながら抱きしめてくれたとこ、キュン通り越して泣きそうになったよ…!聖ちゃんも同じ気持ちなのに「従者として大事に思ってくれてるだけでいい」って思うの、健気すぎてずるい…っ🥺💕 鴉天狗の男の子(桜って呼ぶの気になる…)も含めて、次どうなるの!?続きが待ちきれない…!