テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
rn
1,517
27
△月 某日
阿部の研究所にて。
<ウィーン>
🤍「あっ!めめぇ!!おかえり!」
🖤「ただいま笑」
💚「ちょっと痩せた?ちゃんと食べてる?」
💜「おれのきつねうどん食べる?」
🖤「なんでふっかさんは毎回ここでご飯食べてるの笑」
💚「めめ、持ってきた?」
🖤「うん、この腕時計ね」
目黒は普段からよく使用していた腕時計を阿部に差し出した。
向井を呼び出すための計画に使うものだ。
💚「じゃあ康二宛の手紙も書こっか。めめの直筆じゃないといけないから」
阿部が用意したペンとカードを受け取り、メッセージを書き込む。改めて言葉を伝えるとなると少し緊張してしまうものだ。
『 康二へ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
今、世界中で人魚を狙う人達が増えてる。捕まれば命も危ないかもしれない。康二の大学の先輩たちに協力してもらって康二を保護してもらうよう協力してもらってる。この手紙を読んだら、次の満月の夜0時に俺たちが別れた浜辺に来て欲しい。
もう一度話がしたい。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ M 』
💚「…うん、いいんじゃないかな。じゃあこれらを瓶に入れて…中の空気をある程度抜く」
💜「あとはこっちでやっとくよ。次の満月いつだっけ」
💚「□月□日だね」
💜「あと26日か。…いけるかな」
🤍「お願い康二くんに届いて…!」
🖤「………」
💜「大丈夫だよめめ。あべちゃんの頭脳を信じよ」
🖤「……うん。ありがとう、みんな」
💚「今後の動きを確認するよ」
💚「もっかい言うけど、康二は時間は分かっても日付は分からない。満月って言っても目で見て判断するだけになる」
💚『満月は□日だけど、その前後の日も様子を見に行った方がいい。めめ、仕事は?』
🖤「ちょっと分かんないかも。でもこじ開けてでも行く」
💜「じゃあ当日車で迎えに行くわ。合流して3人で行こ」
💚「迎えに行くわって、運転するの俺だよ笑」
🖤「ちょっとまって、3人?…ラウールは?」
🤍「あ、ごめんね俺ちょっと予定があってさ…」
🖤「あ、そうなんだ。仕事?」
🤍「まあまあ、日が近くなったら分かるよ」
💚「最後にもう一度言うけど、上手くいくかは保証できない。本当に90%は運任せと言っていい」
💚「でも、残り10%は俺らの力だ。勝算はある」
💜「こっちには最強の頭脳のあべちゃんと今世紀何してもキマる男目黒がいるんだから!」
🖤「なにそれ初耳なんだけど笑」
🤍「康二くんに会えたら…いっぱい話したいね!」
💜「もちろんもちろん」
💚「そうだね、俺もしばらく会えてなかったからなぁ」
🖤「俺、次会えたら…ちゃんと話します。康二に」
💜「おぉ!? 男見せる時がくるかぁ!それ楽しみだね笑」
その数日後、目黒は深澤からLINEで連絡を貰った。
💜『知り合いに頼んであべちゃんと船乗せてもらった!ジャストポイントでセット完了!』
それをみて目黒の表情が少し綻んだ。
🖤『ありがとう』
あとは待つだけだ。
運命が動きだすその日まで。
穏やかな潮が流れる水深200mの海の底。
昼は太陽の光も届き世界が透き通って見える。
そんな場所に落とされた1つの瓶。
浮き上がらないようにアンカーを繋げた麻縄が巻き付けられて、瓶がふよふよと揺れている。
そんな海の世界で、1つの影が瓶の存在を見つけたようだった。
そっと瓶に近づく影は興味津々のようだった。
そして射し込まれる太陽光が反射して美しい鱗が輝いていた。
?「……およ…? ……こうじ…?」
コメント
4件
そっちがかかったかー! まだはっきりと分かってはいないから言えないけど可愛い人魚さんが瓶に気づいたっぽいなー
もしかしてさっくん?!