翌日、良い天気。
車に乗って、少し離れた場所にある
大きな公園に遊びに行った。
ここちゃんは、つかまり立ちは、するものの
まだ、1歩が出ない。
しかし、ハイハイは、ものすごいスピードで移動出来る。
抱っこして一緒に滑り台を滑る洋平。
動画を撮る美優。
ここちゃん、凄い顔になっている!
でも、下まで滑り終えるとニコニコ笑ってる。
「ここちゃん良かったね〜」ニコニコ
「笑ってた?」
「降りた時は、満面の笑みだけど、滑ってる時は、すっごく恐怖におののいた顔してた」
洋平に動画を見せる美優
「あはははは、すんごい顔」
「でしょう〜でも、嬉しそう」
「よし、ここちゃん、もう一回行こう!」
楽しくなって、また滑る洋平
ここちゃんは、また同じ表情をしている
「面白い!可愛い〜」爆笑してる美優
「また同じ?」
「うん、滑る時は顔に風がいっぱい当たるし、やっぱり怖いのかなぁ?凄い顔だよ。でも最後は笑ってる」
「ハハハハ、可愛いね〜」
2人で動画を見てると…
「洋平!」
「美優ちゃん」と、呼ぶ声が…
「ん?」声のする方を見ると、
「おー高橋!」
「なっちゃん」
高橋夫婦だ
「えーここまで来るの?」と、なっちゃん
「うん、初めて来たの」
「わぁ〜この前はありがとうね〜」
「ううん、こちらこそ楽しかったよ。」
「高橋さん、二次会ではありがとうございました。」
「いや〜途中脱落で申し訳ない」
「いえいえ、盛り上げてくださって楽しかったです。」
「楽しかったね〜洋平、あの後大丈夫だったか?」
「いや…」
「覚えてないよね?酔って寝ちゃって大変でした。」
『まさか朝早く起きて起こされた!なんて言えないけど…』チラッと美優を見る
「ハハハハ、だよな、相当呑んでたし…」
「久しぶりだったからな」
「そうそう、皆んなコロナで、しばらく呑んでなかったから、弱くなってるんだよな」
「だよな…楽しかったし…」
「また集まりたいな」
「そうだな」
「なっちゃん、3人目はいつ?」
「3月」
「そっか〜楽しみだね〜」
「まあ大変だけどね〜男の子2人だから次は女の子が欲しいなぁ」
「どっちか聞かないの?」
「うん、最後まで楽しみにしてる」
「そっか〜楽しみ〜」
「うん」
「また、一緒にバーベキューでもしたいなぁ」
「おーそうだな」
「ホントあなた達は、遊びを考える天才だね」
「家族皆んなで遊ぶならイイだろう?」
「うん、そうね」
「また、藤沢とこも呼んで!」
「そうだな。俺フットサル再開したよ。」
「そうなんだ。イイなぁ、俺もやりたいなぁ〜」
「大学の時のだけど…お前も来るか?」
「イイかなぁ?」と、なっちゃんの方を見る
「いつ?」
「だいたい土曜日で、試合なんかは日曜日の時もある。美優も今度観に来るよ。」
「そうなんだ。土曜日、暇そうだから全然イイけど…日曜日、美優ちゃんに会えるなら私も行こうかなぁ」
「うわーマジ?」
「良かったなぁ、高橋!」
「高橋さんもサッカーやってたの?」
「うん、実は弱小チームだけど、小さい頃やってたのよ」
「へーそうなんだ、知らなかった。」
「美優ちゃんは、高校の時マネージャーだったんだろ?」
「うん」
「じゃあサッカー詳しいな」
「まあ…」
「煩いぐらいに熱いよ」
「ハハそうか…楽しみだな」
「また、なっちゃんに会えるなら楽しみ」
「うん、私も!試合楽しみにしてるよ。子ども達もまた習わせるし…」
「そうなんだ。」
「じゃあ、また連絡するよ」
「おー頼む!じゃあな」
「おー」
「なっちゃん、またね」
「美優ちゃん、またね〜」
いつまでも繋がる関係。
「嬉しい」
「おービックリしたな、こんなところで…」
「洋平良かったね。また仲間が増えて。」
「うん」
「ハメ外さないでね」
「おー!」
また、忙しくなりそうな気配…
「さあ、帰ろうか」
「うん」
「ここちゃん、帰りましゅよ〜」
ここちゃんを抱っこする洋平
「なっちゃんって、凄いなぁ〜」
「ん?」
「子ども1人でも大変なのに、3人目だよ。逞しいなぁ〜」
「確かに母は、強しだな…」
「いや〜私は、3人は無理だなぁ〜きっと…
だから、尊敬しちゃうよ。」
「まあ、俺も2人かなぁ〜」
「子育てって大変よね〜でも、可愛い笑顔が見れるから頑張れるんだよね」
「そうだな」
ふたりで、心美を見る
「きゃっきゃっ」と、笑ってる
「ふふ、可愛い〜」
「バー!」洋平が笑わせる
「きゃっきゃっ」
「ふふ、パパ変な顔だね〜」
「誰が変な顔だよ」
「だって今の顔は、NGだよ」
「バー‼︎」
「ふふ、なんで私にするのよ、変な顔!」
「きゃっきゃっ」
「ここちゃん喜んでるもん」
「良かったね、なんでも笑ってくれる子で…
そのうち、『全然面白くないし!』とか反抗期が来たらどうする?」
「うわー考えたくないなぁ〜ツラッ」
「だよね〜」
「パパ臭い!とか言われたら立ち直れないよ…」
「あーあるかも…」
「え?美優そうだった?」
「う〜ん、そんなに酷くはなかったけど、やっぱりだんだん父とは話さなくなったし…まあ、彼氏とかが出来ると、そっちの方が楽しいから、父も察して機嫌が悪くなるのよね」
「あーなるほど…」
「そしたら、距離がどんどん開いちゃった。」
「そっか…そうだよな。」
「洋平と付き合い出した頃も知ってたんじゃないかなあ?何も言わなかったけど…男が居るな!って…」
「だよな」
「ここちゃんに彼氏が出来たら、教えてあげるわよ」
「えー!聞きたいような聞きたくないような…」
「洋平の子だから、すぐに出来たりして…」
「美優、人聞き悪いよ!美優に似てもすぐに出来るんじゃない?」
「あ!そっか、じゃあやっぱりすぐに出来るなぁ」
「いや、反面教師ってこともあるし…」
「別に悪いことじゃないし…ここちゃんには、いっぱい恋愛して欲しいよ。そして、素敵な人と出会って欲しい。」
「俺みたいな…ね?」
「うん、そうだね」
「え?美優〜♡ホント?」
「ふふ」
「何?何?美優、俺のこと大好きだなぁ〜♡」
「あーはいはい」
「美優〜俺は大好きだよ♡」
「そう!良かったわね」
「何?その上げて落とす感じ…」
「洋平!」
「はい」
「大好きだよ♡」
「いや〜ん、美優ちゃん♡早く帰ろう、ね、ここちゃん、美優ちゃん♡」
いつまで経っても、ラブラブな夫婦♡
「あ!」
「どうした?」
「洋平!危険日だわ…」
「えーイイじゃん♡」
「だ、め、よ」
「気を付けるから…ね?ね?」
「ふふ」