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壮馬は花純の方を向くと、


「大丈夫か?」


と聞いてすぐに花純を抱き締めた。

バスローブのフワフワした感触と爽やかなボディーソープの香りに包まれて花純がうんと頷く。


「ちょっとびっくりしました」

「だろうな。悪かった、すまない」

「一人は秘書の方ですよね?」

「そうだ。彼女は今日異動になったんだ」

「え? それで家に?」

「うん。異動が納得いかなかったんだろう」

「なぜ異動になったのですか?」

「オヤジの策略だよ」

「え?」

「俺が花純と結婚する事になったから俺の周りから女性を排除したかったんじゃないかな?」

「お父様が?」

「ああ、それだけ花純の事が気に入っているんだよ。だから息子に女性関係のトラブルなどあってはいけないと思い女性秘書を遠ざけたんだろう。おやじは花純との結婚を変な事でふいにしたくない気持ちと花純を守りたい気持ちの両方あったんだろうな」


壮馬はそう言って微笑んだ。

花純はなんだか胸が熱くなる。壮馬の父親は結婚する前から嫁の事を気遣ってくれているのだ。花純は感激すると共にますます壮馬の父の事が好きになる。


しかしふともう一人の女性の事を思い出す。


「えっと、じゃあもう一人の方は?」


そこで壮馬は一瞬黙る。しかしその後ゆっくりと話し始めた。


「彼女は以前俺と付き合っていたんだ」

「やっぱり。そうかなーと思いました。凄く綺麗な人だったから」

「君に会わせるつもりなんてなかったのにすまない。でも彼女とはとっくの昔に終わっているんだ。なのに先日突然会社に来てね。もちろんその時は追い返したんだがなぜここがわかったのかな? 彼女は俺の自宅を知らないはずなのに」

「付き合っていたのに住所を知らなかったのですか?」

「うん。君と出会う前の俺は家には女を入れない主義だったんだ。例え付き合っている相手でもね」


優香が以前言っていたのは事実だった。


「なんで家に入れなかったの?」

「なんでかな? とにかくあの頃の俺は自分のテリトリーを侵されたくないと思っていたのかもしれない」

「付き合っているのに?」

「うん、あの頃はそれが俺の中では当たり前だったんだよ」

「じゃあこの家に入った女性はお母様以外では私が初めて?」

「そうだ、花純が初めてだ」

「私は入っても大丈夫なの?」

「うん、問題ない。むしろずっといて欲しい」

「あんなに沢山の観葉植物を持ち込んでも?」

「植物があると癒されていいじゃないか」


壮馬は微笑んで言った。


今の壮馬は花純が何を言っても全て受け入れてくれる。もし仮に今花純が無理難題を突き付けたとしても逆に喜んで受け入れそうな勢いだ。そのくらい花純は壮馬に大切にされ必要とされている。壮馬はありのままの花純を心から愛してくれていた。


花純はなんだか嬉しくなりいきなり壮馬に抱きついた。


「お、おい、どうしたんだ花純」

「私幸せかも」


その言葉に壮馬が嬉しそうに笑う。


「花純が幸せなら俺も幸せだ」


壮馬は花純をギューッと抱き締めてから耳元で囁いた。


「ハンバーグはもう冷めちゃったよなぁ? だったら後で食べても一緒だよな?」


壮馬はそう言っていきなり花純を抱き上げた。


「キャッ」


驚いている花純を無視して壮馬はそのままスタスタと寝室へ向かう。


「ちょ、ちょっと壮ちゃん、ハンバーグが…」

「いーんだ。後でチンすればいいだろう?」

「それだと美味しくなくなっちゃいます」

「花純が作った物なら冷めても美味いよ。それに俺は先に花純を食べたいんだ」


壮馬は花純をベッドへ下ろすとすぐに身体を重ねてきた。

そして花純の唇を奪う。


「んっ」


花純の熱い吐息が漏れる。


しばらく熱いキスが続いた後壮馬はバスローブを脱ぎ捨てた。そして花純のエプロンを剥ぎ取るとブラウスのボタンを外し始める。

あっという間にブラウスを脱がせると、今度はスカートのファスナーを下ろしてスカートとストッキングを一気に脱がせた。


下着姿になった花純を抱き締めるとすぐにあちこちにキスの雨を降らせる。

そして壮馬の右手がブラジャーの中へ入り込み花純の敏感な部分を弄り始めた。


「あっ」


花純の身体には昨夜の感覚がすぐに蘇ってきた。そしてすぐに喘ぎ声を発する。


壮馬はゴロンと態勢を変えると、自分が下になり上に花純を載せた。

そして下から一度花純をギューッと抱き締めてから両手で花純の柔らかいヒップを鷲掴みにして優しく揉み始める。


初めての態勢に驚いた花純は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしたまま必死に耐えている。


壮馬は下から花純の首筋にキスを浴びせながら聞いた。


「上に乗るとドキドキするだろう?」

「ん…わかんない……」


花純は消え入りそうな声で答える。


「解らないなら俺が解らせてあげよう」


壮馬は一度上体を起こすと手を伸ばして花純のパンティを足元から引き抜く。そして花純のヒップから背中にかけてをまなんべんなくマッサージする。そのなんともいえないソフトなタッチに花純からの熱い吐息が漏れる。

壮馬の右の指は花純のヒップの敏感な割れ目へ向かう。そして指するりと前方へ滑り込ませた。


「あんっ…」


その瞬間花純の切ない声が響く。壮馬は嬉しそうに微笑むとさらに刺激を与えていった。

花純は昨夜とは全く違う快感に気が変になりそうだった。感じた事がない快感に頭の中は真っ白で呼吸が激しく乱れる。

滑らかな雫を捉えた壮馬の指はそれをこすりつけるようにして敏感な部分を攻め続けた。


その動きと共に花純の声がどんどん大きくなっていった。


(もう駄目……)


降参したように花純は頭を左右に振った。しかし壮馬は指の動きを止めない。

いつの間にか寝室には艶めかしい水音が響いていた。


「花純は濡れやすいな」


壮馬は嬉しそうに呟くと上体を起こして花純を抱え上げた。そして自分の上に跨るような体勢で座らせる。

花純の敏感な部分に壮馬の硬いものが触れた。その瞬間花純の白い身体がビクンと跳ねる。

花純の素直な反応を見て壮馬は嬉しそうだ。

そしてとうとう我慢が出来なくなった壮馬は花純の腰を両手で持ち上げると自分にフィットする位置へと導いた。


「あっ……」


その瞬間、花純は壮馬が自分の中に入ってくるのを感じた。

壮馬はすぐに腰を小刻みに動かす。


「あんっ あんっ あんっ………」


花純のリズミカルな喘ぎ声が響く。そして美しい二つの乳房がプルプルと揺れた。あまりにも美しい花純を見て壮馬はたまらなくなりツンと尖った蕾にしゃぶりついた。


「も…もうだめ……」


花純が降参したように訴えた。花純の絶頂が近いのを悟った壮馬は一度動きを止めた。

そして繋がったまま身体の位置を入れ替えると、今度は花純の膝を持ち上げて両足を大きく開く。

そしてより深く繋がろうと奥を激しく突いた。


「あ…あぁっ……もうっ…….」


すぐに花純が降参した。そして大きな喘ぎ声と共に花純の身体が痙攣する。

後を追うように壮馬も絶頂を迎えた。

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