テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#🩷受け
みむら
674
Nao
36
みむら
1,315
久しぶりに保健室に訪れた。
「びっくりした!!佐久間か」
急にドアを開けたものだから、深澤先生は驚いていた。
まじまじ顔を見つめて、同情の目を向ける。
「少し痩せたんじゃないか、あの噂のせいか」
「うん」
「そっか」
「あの記事、ラウは冗談じゃなくて本気だったんだ。誕生日にオレと結婚するって」
「佐久間は結婚したいの?」
「んな訳ねぇ~、でもラウは昔にオレと結婚の約束をしたからって言って、オレが何を言っても主張をねじ曲げない」
「へー」
「会長は最近いなくって誰にも相談出来なくって」_堰@せき_を切ったように、今までの状況事を話し出した。
誰でもいいからこの聞いてほしくって
オレはベッドに座らされて、何も言わずお茶をそっと手渡してくれた。
「向井まで一役買ってた訳だ。」
スクープの為なら、魂売るとはね。
子供の頃、結婚の約束に身に覚えがない佐久間
子供の頃、結婚の約束をずっと信じて実行しようとする留学生ラウール
両者の主張のが見事に食い違っている。
約束は嘘か真か
「結婚の約束の話他に誰か知らないの?子供の頃なら誰かに話すんじゃねえの?」
「兄弟には聞いたけど、そんな話知らないってさ」
佐久間は知らない
【先入観】
これこそ先入観をもつな
そうだ
もしそれが
佐久間じゃなかったとしたら
「佐久間、結婚の約束をしたのお前じゃなくて」
「それって母親じゃないのか」
目を丸くし驚きの表情で「それあるかも」と言った。
母さんが…
あり得る。
いつも泣いていたラウを慰めていたのは母さんだし
子供の頃オレの事を「お姉様」って呼ぶより、当時の母さんの方が相応しいとは思った。
顔も瓜二つだし、ラウが間違えるのも無理はない
結婚の約束をしてたのは、オレじゃないって伝えなきゃ
ラウには申し訳ないけど
その前に母さんに聞かないと
上手くはぐらかされるかもしれないけど
「オレ母さんに聞いてみる」
決意をした。
スマホを取り出して通話
「佐久間もし出たらスピーカーで、会話聞かせて」
深澤先生も傍に居てくれるなら頼もしい限りだ。
何度目かのコール音で母さんは出てくれたので、
迷う事なくスピーカーにした。
📱
「交換留学生が最近学園に来たんだけど、それがさ誰だと思う?隣に住んでいた『はことのラウール』で、昔はあんなに小さかったのに、今はオレを越えて大きくなっちゃって、オレの家でよく一緒に遊んでたけど母さん覚えてる?」
「勿論覚えてるわ、あなたたちが意地悪ばかりして、ラウールくんを宥めるのいつも大変だったから、『よく大丈夫』って頭を撫でてたわね」
「うんそうなんだよなやっぱ、オレより母さんの方が慕われてるよな」
「お姉様は」
やっぱりラウはオレを母さんと勘違いしていると思ったのだ。
コメント
1件
ふぁ〜第59話、めっちゃ進展あったね!😳💕 深澤先生の「結婚の約束したの、佐久間じゃなくて母親じゃない?」っていう気づきがマジでナイスすぎる〜!確かに「お姉様」って呼び方、ずっと引っかかってた読者も多いはず…!ラウくんが佐久間の顔立ちと母親を重ねて勘違いしちゃったのか…切ないけどすごく納得できる展開だわ😢✨ 母さんに電話するシーン、スピーカーにして深澤先生も同席ってのが安心感あってよかった!!このまま誤解解けるといいな…次回も楽しみすぎる😭💕