TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

どうしよう…どうしたら…。

トラッパーはまた来ると行っていた。

その時までに僕がまだ決心出来なくても元の場所に戻される…。

ゴスフェになにされようと関係なくなる。

僕を守ってくれる存在が居なくなってしまう…。


「どうしたら…」


僕はふらふらと川沿いまで歩いていった。

なぜここへ来たのかは分からない。

多分ここが一番落ち着くと思ったからだ。

彼女の部屋なら絶対に『ゴスフェの居る場所に戻りたくない』っていう意味で泣いちゃう。

川の流れる音で何とか心が落ち着いてきた。


「キラーに戻りたい…でもゴスフェに会いたくない」


わがままだって事は重々承知してる。

でも僕にだって怖いっていう感情はある。


「……いつまでもくよくよしてちゃダメだな…」


落ち着け、ジウン。

怯えてるだけじゃなにも変わらないぞ。

キラーに戻ったときに、あの邪神から南京錠を貰おう。

そしたら少しでもゴスフェから距離を離さないと。

あわよくば部屋も離してほしい…。


「それはその時に考えよう。」


僕は懐から大事にしていたボイスレコーダーを取り出し、録音を始めた。


「…やぁ。この録音テープを聞いてるってことは、きっと僕は今頃キラーに戻っているってことだね。どうしてこんなことになったのか、隅々まで話そうと思う。そして一つ約束してほしいことがあるんだ。このテープを聞いた君、絶対に僕には会わないで。」


それから今までの感謝となぜキラーに戻るのかという経緯を全て話し尽くした。


「これで良し。」


録音停止ボタンを押して、一息ついて彼女の部屋まで行った。

彼女の優しい匂い、暖かい体温、綺麗な声を思い出してしまい、いつの間にか泣いてしまった。


「うぅ…ひっく…」


今は僕を慰めてくれる人はいない。

それに、これからは僕一人でどうにかしていくんだから。

いつまでも甘えてちゃダメだ。


「バイバイ」


僕はキラー達の居る場所に行った。

トリスタがサバイバーになった話。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

50

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚