コメント
2件
異主役きちゃぁぁぁぁぁぁぁぁ! 最初にまんさん出てきたとき まん、さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん! ってなってましたね 続きめっちゃ楽しみです!
これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きはプロローグを参照ください
でははじまります
乾いた風、澄み渡る空。昨晩の惨劇が嘘のように、いつものおだやかな天気である。
燦々と降り注ぐ太陽は地面を照らし、瓦礫を照らしていた。
見渡す限り瓦礫ばかり。誰もいない。なにもいない。時々転がっている焼け焦げた死体。敵か味方かもわからない。
その中をただ一人、少年、いや、青年が、瓦礫を避けて歩く。彼は、この破壊された街には見合わぬ豪華な服装をしていた。
崩れ去り原形をなくした家の前で、いちいち立ち止まっては手を組んで神に祈る。あいにく供える食べ物や花は無い。
彼もまた、昨日で親族を失った。運良く遠くに避難していた民だけが無事に生きている。彼は昨日、親に背中を押されて、無理やり生かされた。復興など不可能に近い状態で、彼は指導者として指揮を取らねばならない。
「ただいま戻りました」
焼け残った地区に足を踏み入れ、声高らかに告げる。すると、剣を携えた女性が中から出てきて彼を迎えた。
「os枢機卿猊下!おかえりなさいませ」
os「お勤めご苦労さまです、騎士殿」
ここは、逃げ延びた人々の臨時の街。運に恵まれた人々の集まりである。
「悲しい報告になりますが、本日もまた、子供が…、」
そう言われた彼は、はっと顔を歪める。
os「そう、ですか…、ではまた祈りましょう。神々は私たちを救ってくださる。だからここに逃げてきた方々は助かったのです」
「ええ、そうですわね」
そう言うと騎士、と呼ばれた女性は一礼をして建物の方へ戻っていった。
彼は枢機卿となったばかり。昨日、その地位を引き継いだ。彼の親が死ぬ寸前、その地位を譲られたのだ。
燃えて崩れそうな建物から出るように言われた。でも、彼は親を見捨てることはできなかった。だから彼の親は彼に一族の証である帽子と十字架を預けて窓から彼を無理やり逃がしたのである。
その時、彼はただ必死に帽子と十字架を抱えて一目散に泣きながら逃げていた。混乱していた状況であったから威厳など気にする必要はなかった。
彼は建物に入ると扉を閉めて泣いた。彼が年相応でいられるのはここだけである。
明日もまた、戦争で亡くなった人々に祈りを捧げなければならない。それは民のためであり、彼のためでもあった。
一夜にして全てが変わってしまった彼にはもう、生きる希望は残っていなかった。
――――――――――――――――――――――――――――――
はーい、雑だけども第二章です。
異主役素晴らしいですね。グルなんたらさんは街を破壊するのがお好きなようで…。
捏造しまくりなんですけど許してください…。
始めたのはいいけどどう繋げばいいのかわからん、そういうとこやであんた。
というわけで、さようなら〜