「おはよう!お母さん!お父さん!」
いつもの日、自室を出て母と父におはようをして、朝ご飯を食べて学校に行く
「おはよう、ニネ」
「今日も元気そうだな、ニネ」
でも今日は、学校はお休みで、家族と遊びに行く日
でも、なにか胸騒ぎが
“止まらない“
「さぁ!行くぞー、ニネ?準備は出来たか?」
腕を振るいながらそういう父も、
「大丈夫?具合悪い?」
心配してくれる母も、
“今日までな気がする“
「……うんうん!大丈夫!」
「そうか!それじゃあ!……行くか!」
何故だろう、こんなに楽しみにしていた日なのに行ってはいけない気がする
これも、ひとつの運命だろう
「町は今日もザワザワしてるね、」
広い大通りに集まる人ごみをかき分けて、映画館に行こうとした時だ
「キャァァァァ!切り裂きのアンよ!」
人混みの中から一際大きな叫び声が聞こえると、人々は話し声を止め、屋根の上を走る、赤い服をまといし殺人鬼に見とれていた
「……しっ、見ては行けません」
母は私の目を遮ると、そのままそそくさとその場を去った
「あっ……あ、映画……面白かったね」
なぜだろう、危険と思われる奴はいないはず、なのに、やっぱり……
「……どうかした?顔色悪いわよ?」
なんだろう、なぜこれ程……
「……よぉし!次はレストランだ!お前の好きなハンバーグの店だぞぉー!」
父は私を心配してくれているのか、お腹がすいたと勘違いしているのか分からないが温もりを感じた、
「ハンバーグおいしかったー!」
「そうね♪」
やっぱり気の所為だったのかもしれない
だってもう……6時だもの、
「おぉ……そろそろ暗くなってきたな……よし、帰るか!」
と、その時奴は突然現れた
「ゴボッ……」
父の腹の辺りが、何か膨らみそれと共に鮮血が吹き出した
「キャァァァァアア!あなた!」
父は息をしていない、一撃だったんだろう
だが、悪夢は終わらなかった
「あなt……ゴボ……ァ……ニ……ネ……」
母も、奴に殺された
「あ……あぁ……あぁぁぁ!」
奴はその巨体を動かし、私を見つめた
「あぁ……グブ……ゴボッオエッ……ハァ、ハァァ……」
ゴツイ体に、お面を被った顔、この見た目は忘れないだろう、
「……2番地の路地に行け」
そう、奴は囁いた、
私は、それを合図にしたかのように走り出した
コメント
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小説のこっちのスタジオ使ってる人いないから使ったけど( ´・ω・`)…… 難しいなぁー!こりゃ!ってか……下手くそやったよな、お目汚しすみませんm(_ _)m