ついにきた、11月25日の私の誕生日。天気は秋晴れ。気分はいつも以上にウキウキしている。
雨の予報は0パーセントだと今朝のニュースでお天気キャスターが言っていた。
昨日のうちにクローゼットの中から引っ張り出して準備した、秋らしいワインレッドのワンピースに袖を通し、洗面所の鏡の前に立つ。
「髪の毛どうしよう、ポニーテール、ハーフアップ……どちらしろゆるく巻きたいな……」
せっかくの大和さんとの誕生日デートなんだし、いつも以上に可愛くしたい。散々悩んだ結果、ハーフアップに落ち着いた。
メイクはいつもより化粧ノリがいいし、睫毛もクルンと上がりテンションも上がる。
「うん、いい感じ」
時間より少し早く準備も終わり、部屋から出る。するとちょうど大和さんが、部屋の前の柵に寄りかかり、タバコに火をつけるところだった。
出てきた私を見て目を大きく開くと、優しく微笑む。
「おはよう。もう少**********
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