お母さんのあっけらかんとした言葉に、私はなんで今まで大和さんに料理を作ってもらうことが当たり前だと思っていたんだろうと、頭を抱えた。
確かに、無理に料理をすることはないとは言われていたけど、休日に一緒に料理をすることくらい少し考えれば思いつきそうなのに……。
どれだけ受け身なんだ私は!!
「大和くんなら、きちんと教えてくれそうじゃない」
「そうだよ……なんで今まで思いつかなかったの私」
「まぁ、しーちゃんは脳内のキャパシティ小さめだからね。仕事って決めたら仕事だし、切り替えがなかなかできてなさそうなところを、大和くんが助けてくれてるのよね」
「う、うん……」
「まぁ、大丈夫よ。言ってなかったけど、私もお父さんと出会うまで料理なんて出来なかったもの」
うふふ、と口元を手で覆い笑ったお母さんに驚く。そんなこと初耳だ、思わず身を乗り出す。
「なにそれっ、聞いたことないよ!」
**************************
******************
************
**********************
***********************
************
***********
*******************
続きはVIPプランで読みましょう
10,000以上のストーリーが読み放題
VIP限定ストーリーが読める
広告表示なし
いつでもキャンセル可能。